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#11 ウルトマランと同じ3分間|発達障害児を分子栄養学で育ててみた

息子の学習方法についてお話ししたいと思います。私自身は、親から勉強しなさいと言われたことがありませんでした。父親は戦争中に小学校や中学校に通えなかったため、学ぶ機会が限られていました。

「自分は勉強したかったけれどできなかった。だから君たちは好きなだけ勉強してもいいんだよ」と、私に勉強を強制するのではなく、楽しんで学ぶことを奨励してくれました。

息子が小学1年生の頃、算数が苦手で、私は叩くなどして勉強を強制してしまったこともありましたが、父の言葉を思い出し、後に違うアプローチを考えました。

私は息子に砂時計を買い与え、「ウルトラマンが3分間戦っている間、君も3分間楽しく勉強しよう」と伝えました。そして、簡単な課題を与え、3分間計り、その後すぐにテストをしました。その後、おもちゃで遊ぶなどのご褒美を与え、また3分間集中させました。このような方法を繰り返すことで、彼は楽しみながら集中できるようになりました。

これは今思うと、速攻型の報酬系教育の一例であり、即時の判定と報酬を通じてモチベーションを高めるものでした。息子はこの方法で知識を身につけるのが楽しくなりました。

それから、子供たちに勉強する習慣をつけるために。お母さんが仕事から帰ってきたら、夕飯までの間、とにかく勉強しよう! ということで、キッチンのテーブルに座り、静かに集中して何かをするようにしました。

これが習慣化されると、キッチンのテーブルで勉強することが当たり前になりました。

この環境の中で、下の妹は兄に英語を教えました。下の妹は中学2年生で準2級を取得するほど英語が得意でした。息子は妹の英語力に感動し、勉強のモチベーションが高まりました。その結果、高校に上がって準2級に合格することができました。

妹たちは兄の発達障害を理解し、受け入れ、支え合いました。優しく勉強を教えてくれました。

今は逆です。実は、息子は高校3年生で、急に勉強ができるようになりました。このことは、また別の回でお話しますが、今度は息子が妹たちに数学や物理を教える立場になりました。

キッチンのテーブルでの勉強会で、兄弟間の絆が深まり、本当に良かったなと思っています。

以上はstand.fmの要約記事です
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