こんにちは、CO-BUKUROの辻中です。

先日、スーツの衣替えをしていたのですが、悲しいことに夏用スーツのウエストがパツパツになっていました。。ということで、いつものクリーニング屋さんに冬用スーツを出しに行くついでにウエスト直しをしてもらうことにしました。

ところが、そこでは昔はやっていたけど今は寸法直しはやっていないとのことでした。てっきりクリーニング屋さんはどこでもやっているものだと思っていたのですが、それぞれ専門領域があるようです。

「近くに寸法直ししてくれるところないですか？」と聞くと、「布施の万代の斜め前の小道を入ったところに、老舗でよくやってくれるところがありますよ」とのことでした。そこは、いつも買い物をしている万代なのでちょうど良いと思って、買い物ついでに行くことにしました。

すぐに場所はわかったのですが、毎週行く万代の近くなのに今まで全く気付きませんでした。人がすれ違うのがやっとくらいの幅の小道を入り、すぐ右手にありました。

「ウエスト直しできますか？」中には、この道何年ですかと思わず聞きたくなるような雰囲気のおばあちゃんがいました。「できますよ」とのことだったので、スーツを見せて、ウエストサイズを伝えて何センチくらい伸ばすか話し合いました。最終的には、おばあちゃんの前でパンイチになって実際にスーツを履いて、３センチくらいがいいだろうということなりました。

そして、ちょっと忙しいから時間かかるよと言って3日後を指定してくれました。

帰り道、なんだかとても心地の良い温かい気持ちになりました。一体あのおばあちゃんは、これまでどのくらいの時間をかけて洋服と向き合ってきたんだろうか。費やした時間は裏切らないんだろうなと思いました。

僕ももう20代後半。人生何に時間をかけるのか。登る山は見つかった。あとはどう登るのか。コツコツと地に足つけて地道にやっていきます。