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気まぐれ模型製作記録(基本的に艦船)

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家にいる時間が増えたなら、家で出来ることをすればいい! 模型製作のテクニック・ノウハウ等は特にありませんが、作り続ける中で感じた様々な「気付き」を記していきたいと思います。 肩を… もっと読む
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記事一覧

艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅶ(完)「新たなウェザリング道」

艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅶ(完)「新たなウェザリング道」

 さて、前回でとりあえずの完成としましたが、もう一つやっておきたいことがあります。ウェザリングです。
 今まではアクリジョンと百均で買った水筆を使い、黒や濃茶の塗料を水で薄くうすめて満遍なく塗っていく(※大洗工廠さんの御主人曰く『水筆シャバシャバ法』)てのをやってました。実際、手軽にスミ入れや汚しが出来る……のですが、何隻か作ってると

・しばしば船体が水を弾いてしまう(手脂が残っているせいか?)

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艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅵ「とりあえず組み終えて」

艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅵ「とりあえず組み終えて」

 また新しいプラモを買ったから作ります、と龍田の製作を始めてからどれほど経ったでしょうか。noteで振り返ってみると、最初に記事を書いたのが2022年4月の頭。つまり1年1ヶ月も経ってました。

 気が付いたら半年も手付かずだったり、それからまた間が空いたりもしましたが、ようやく終わりが見える状態に。
 実は序盤にちょいちょいとやっていた作業が、今になって役立つことに。

 「組立てが先か、塗装が

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艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅴ 〜このパーツが凄い!〜

艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅴ 〜このパーツが凄い!〜

 大洗・ガルパンギャラリーのお隣りにはホビーショーケースがあります。先日そこへ寄ったところ、戦車やフィギュアに混ざって艦船模型も。こんなの前には無かったな、と思ってよく見ると、制作者はなんと小学生。
 塗り分けにはつたないトコも感じるものの、必死に作ったのが伝わってきます。

「……こりゃ、負けちゃおれんな!」

 ということで、久し振りに手を付けてみました。
 大洗工厰さんに寄ったり、自室に作業

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艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅳ「半年ぶりに手を付けた」

艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅳ「半年ぶりに手を付けた」

 艦船模型について書くのも久し振りです。気が付けば半年も間が空いてましたよ! こういうのは一度手が止まると先に進まなくなるモノらしい。
 もしこのままフェードアウトするようなら
「そういえば龍田はどうなったんですか?」
とどこかで突っ込まれていただろう。その場で誤魔化せずテンパる自分の姿が想像出来る。noteと同じで、続けないと手が止まるのですね。そういうものなのか、自分がそういう性格なのか……

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プラモデルを「納得行く」まで作ることについて ~「ろうがんず」の活動から~

プラモデルを「納得行く」まで作ることについて ~「ろうがんず」の活動から~

 石坂浩二さんといえば大のプラモ好き、というかモデラーです。この疫禍を乗り越えて、展示会もようやくリアル開催で再開出来るように。本当に嬉しそうです。

 個人的には「ウォーターラインシリーズ」全200艦超の部分が好きです。あの動画の撮り方は素晴らしい、というかその発想はなかった。

「全然特撮してないでしょ? ただスライドしてるだけっていう……」
 
 いやいやそれこそが特撮なんですよ! そのひと

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艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅲ「ベースカラーとリターダー」

艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅲ「ベースカラーとリターダー」

 前回は「先にすべきは組立てか塗装か」と思案して終わりましたが、まずは塗装出来そうなところから手を付けましょう。
 早速ウォーターパレットを……とその前に、実はこれを手に入れました。

 アクリジョンリターダー&ベースカラー・グレー。
 と、二つ並べてはいますが、同時に購入していません。まずリターダーを手に入れて、これとウェットパレットを併用して塗ってみたところ、

 確かに塗料の伸びが良くなった

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艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅱ「組立てが先か、塗装が先か」

艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅱ「組立てが先か、塗装が先か」

 前回は船体を組み終わったので、その続き。艦橋及びその他甲板上の構造物を作っていきます。

 煙突はかまぼこ型のパーツ2つをペッタンコ、繋ぎ目部分にヤスリがけして整えます。これはどこの模型でも同じですね。主砲も作り方はほぼ同じ。構造が構造ですから、モデル化の折にパーツ分けをしたら自ずとそうなるのでしょう。

 パーツ切り出し→ランナーバリ整え→接着→繋ぎ目修整、をちまちまと繰り返し、段々と形が見え

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艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅰ「はじめてのハセガワに驚いた」

艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅰ「はじめてのハセガワに驚いた」

 艦これのイベント海域も終わったので、船造りも再開しましょう。阿武隈、初霜と作ってきましたが、それらの経験を踏まえて焦らずのんびり作っていきたいと思います。
 さて今回取り掛かるのはハセガワ「1/700 龍田」です。大洗のジョイショップ・タグチさんで買った一品。

 完全リニューアルは7年前(2015年春)。この時期は「艦船模型のファン創出と社会的認知に寄与した」という理由で、艦これの運営が静岡模

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模型製作脱線話・プラモ屋さんでの、ちょっとしたミラクル

模型製作脱線話・プラモ屋さんでの、ちょっとしたミラクル

 以前の模型製作記では、アクリジョンのリターダーがようやく発売される件と、初霜のデカール貼りに難儀した点について書いた。昨日はそのリターダーと、マークセッターを入手するためプラモ屋さんへと向かい……

 気が付いたら、艦船模型も一緒にお会計してるんですね。

 また積みプラ増やして、と言われそうですがこれはある意味自分へのプレッシャーなんだと思います。これを作りたければ前に買ったヤツから手を付けな

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艦船模型「1/700 初霜」を作る・Ⅴ(完)「最後に一波乱」

艦船模型「1/700 初霜」を作る・Ⅴ(完)「最後に一波乱」

 メインの塗装も終わりいよいよ仕上げ作業ですが、立ちはだかる難所が一つ。そう、デカール貼りです。
 もちろん前回の軽巡・阿武隈でも貼る作業はありましたが「偵察機の翼に描かれた日の丸」だったのでそんなに難しくありませんでした。ただ今回は船体そのものへ「モシツハ」「もしつは」の文字をピタリと貼らなくてはいけません。果たして上手く出来るやら。

 ……悪戦苦闘しながらも、どうにか貼れました。

 実は船

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艦船模型「1/700 初霜」を作る・Ⅳ「増設機銃のヤマアラシ」

艦船模型「1/700 初霜」を作る・Ⅳ「増設機銃のヤマアラシ」

 塗装も終わりに近づき、残るは細かな部品の取り付けに。ただこれがなかなか厄介。なにより気になるのは……

 増設機銃だけでも19本あること。しかも取付穴は無く、組立図を参考にして接着という手間のかかる作業。もっとも、これでへこたれてるようじゃ他の対空装備満載だった艦船なんて作れもしません。鍛錬の一部としてじゃんじゃん付けちゃいましょう。

 カッターボートも装着。前回の阿武隈と違い、初霜は宙ぶらり

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艦船模型「1/700 初霜」を作る・Ⅲ「水性アクリジョンとウェットパレット、その相性は?」

艦船模型「1/700 初霜」を作る・Ⅲ「水性アクリジョンとウェットパレット、その相性は?」

 塗装の続き。今回からはウェットパレットを使います。

 下準備として、透明トレイに入れたスポンジへ水を含ませる……のですが「何ccくらい」といった説明書き等はありません。実際にやってみると、しっかり水を吸ったかな? と思ってもペーパーを乗せても全然ウェットにならない。目標は商品画像にあるような
「スポンジの上にペーパーがピッタリ貼り付いてる状態」
なので、まずスポンジ自体が水を保ってくれる程度に

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艦船模型「1/700 初霜」を作る・番外編「AFVの模型屋さんで仕入れたものは?」

艦船模型「1/700 初霜」を作る・番外編「AFVの模型屋さんで仕入れたものは?」

 先日大洗へ行ったのですが……そのついでにひたちなか市へ足を伸ばしました。目的はコチラ。

 大洗の某店主さんから教えて頂き、以来ずっと気になっていたお店だったのですが、ようやく訪問できました。

 ロゴマークや名前の通りAFV=装甲戦闘車両の模型専門店ですが、もとが卸問屋さんだけあって国内・海外の戦車模型が豊富×100と言いたくなるくらいに積まれている。ティーガーだけとってもメーカーや年式違いで

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艦船模型「1/700初霜」を作る・Ⅱ「新たな作業台」

艦船模型「1/700初霜」を作る・Ⅱ「新たな作業台」

 駆逐艦模型はとにかく部品が小さい、大きさが数ミリのクリアパーツがあるほどだ……と前回の模型製作記録で記しました。

 それら諸問題の改善や作業効率等々を考え、昨年末にこれを買いました。

 今までは卓上に新聞紙+カッティングマットでしたが、とうとう携帯&収納可能な作業台にまで手を出しました。部屋の中に本格的な模型スペースを設けるのは流石に無理だとしても、多少なりとも作りやすく、かつ効率も良くした

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