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パンオショコラ

こんにちは。
毎日編み物をしながら暮らしたいアランアミです。

先日、『ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家』に行ってきました。

子どもが幼稚園や学校に行っている間に行って帰ってきたい。

展覧会のスタートは11時から。
終わってから昼食を取ろうと思うと時間的に少し厳しいかも…。

どうしようかなぁと東京オペラシティのHPを眺めてみる。

美味しそうなパン屋さんを見つけてしまった。


ル・パン・コティディアン 東京オペラシティ店
(撮影許可を頂きました)

10時すぎに来店した時は店内には誰もおらずひっそりとしていました。
朝食には遅いしランチには早い。
テイクアウトでドリンクを注文している人はちらほらいたけれど、静かな空間でした。

11時まで朝食メニューの提供があったので私はそれをランチの代わりに頂きました。

パンオショコラかクロワッサンのどちらかを選べるメニューだったので私はパンオショコラを選び、後はオーガニックブレッドとオーガニックバゲット、飲み物はオレンジジュース、それからコーヒーにしました。

ジャムとスプレッドも好きなものを利用できるシステムになっており、バゲットたちにつけて頂きました。
プラムのジャムが美味しかった。想像しているより梅!って感じ。

そして久しぶりのパンオショコラ。
留学中はスーパーのパンコーナーにも売っていて買って食べていた。
バターの暴力みたいなあの味。
悲しいくらいに美味しい。
私が留学中に太った理由はバターだと思う。
目に見えないのに美味しくて危ない存在。

美味しいパン、素敵な内装、のんびり朝ごはん。

そういえば一人旅で訪れたナンシーのカフェでも同じようなメニューに出会っていました。

アールヌーヴォー建築で有名なブラッスリーエクセルシオール。
ここで朝食セットを食べた時に「ヴィエノワズリー(viennoiserie)という単語を覚えました。

店員さんに「tartineとviennoiserieどっちがいい?」って聞かれて、当時の私はどちらの単語もわからなかった。
かろうじて聞き取れたヴィエノワズリー。
「ヴィエノワズリーって何?」
「あー…クロワッサンとかパンオショコラとか」
「じゃあそれください。」
そんなやり取りで覚えたヴィエノワズリー。
ちなみにタルティンはバゲットにバターやジャムを塗ったもののことでした。

もっと勉強してから留学すれば良かった。
いや、もう少し自分の知りたいことを深掘りしてからフランスに行きたかった。

留学先で出会った日本人留学生には専門分野がある人もいて、その人たちの1年間と比べてしまうと自分の留学期間はぺんぺらぺんだったんじゃないかと思ってしまう。

渡仏前は「アール・ヌーヴォーをテーマに卒論を書くんだ」と小さな目印を立てていたけれど、実際に何ヶ所かアール・ヌーヴォー建築をみただけで終わってしまった。

結局卒論は別のテーマで書き上げた。

もっと充実した留学生活を送れたんじゃないかと10年以上経った今でも考えてしまう。
1年異国で過ごしたことで自分がいかに何も出来ないか、知らないか、宙ぶらりんかが分かった。

今、改めて留学するならどんな風に過ごすだろう。

がっつりバターのパンオショコラは美味しかった。


ではでは、良い1日を〜

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