【日記】ピンクフラミンゴの少年
ピンクフラミンゴの少年はキョロキョロしていた
優先座席だった
電車に駆け込んだ私は息せききって
空いていたラッキーと座ったのは優先座席だった
ピンクフラミンゴの少年はキョロキョロしていた
誰か探しているのか
黒髪の襟足が少し伸びた細い首元
大きなヘッドホンをつけて
着ている黒い開襟シャツには何匹ものピンクフラミンゴがいる
あまりにキョロキョロするので私は気になった
ふと彼が何かを認めてすくっと席を立つ
背後にいたのは白髪のマダムたちだった
ピンクフラミンゴの少年は窓際へ向かう
白髪のマダムたちがぞろぞろと少年が立った席に座る
そこで初めて私は
ピンクフラミンゴの少年は優先座席に座ったばかりに譲るべき対象がいないかと落ち着かずキョロキョロしていたのだと気づいた
私はすこし恥ずかしくなった
そんなことも考えず世界で一番疲れてるのは自分だとでも思っているんだろう
謙虚に生きなきゃなあ、、と
窓の外を眺めて立つピンクフラミンゴの少年の背中を見て思った
先日のおにぎり
どうやらまがいもののウナギは
流行っているらしいです
うな蒲ちゃんてのが気になります
(´ω`)
ありがとうございました
梅雨明けつつあります
暑さに負けずこの夏を乗り越えましょう!
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