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第三十一回文学フリマ東京に出店します[日記005]

2020年11月22日開催予定の第三十一回文学フリマ東京に「新士悟のSF工房」というサークル名にて出展します。

SF小説集「エンド・ロール」を新刊として発表予定。
前回発表の「have read an All」と異なり、大学時代のサークル発表作は含まれません。ほぼすべてが新規発表作です。

以下、簡単に各作品の紹介を。

■仔前田コウタがふとんシティで連続殺人犯を捕まえ、英雄となり、幸せになる話
トップバッターは新士悟的には珍しい不条理ギャグ小説。これをSFと呼ぶのかは怪しいですが、メタフィクションとしては存外綺麗にまとまっていると思います。

■百年の経験いわく
2045年、新卒採用。就活市場ではAIが算出する将来の成長可能性が重要なファクターを占めるようになっていた。そんな特異な新卒採用現場を「採用担当者」側の視点で描いたSF短編。
(こちらは第三回星新一賞学生部門にて最終選考に残った同作を加筆修正したものです)

■エンド・ロール
フリージャーナリスト・赤木統子は、殺人未遂を犯した元声優・柊木灯本人より指名され、独占取材を敢行することになる。
彼女はただの声優ではなかった。いまや日本で最も有名な”日常の声”である音声自動生成AI〈ユニ〉のボイスモデルだったのだ。突然降ってきた大仕事に浮足立つ赤木だが……。
表現者と創作物の悲惨な関係性を、ジャーナリズムの視点から暴き出す表題作。前回発表の短編集に収録の「ウェルテルを追った猿」より始まった『超近未来ルポルタージュ』シリーズの第二弾。

大変な時勢の中、開催にこぎつけた事務局の方々に敬意を表します。その努力に傷をつけぬよう、感染対策は十全に。

文学フリマ東京。楽しみです。

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題名 : エンド・ロール
作者 : 新士悟
定価 : 500円(100頁 / 文庫本)
第三十一回文学フリマ東京(カー16)にて頒布予定

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