螺旋階段の上にコリコパットやマキャヴィティが座っているかのようです。そこには、劇団四季のミュージカル「キャッツ」に登場するキャストたちをイメージしたスイーツが並んでいました。

■キャッツ上演40周年メモリアル
　名古屋プリンスホテルスカイタワー31階「Sky　Dining　天空」。「キャッツ」は11月11日に日本上演40周年です。それを記念したメモリアルケーキには、ドラマチックな「舞台」となっています。
　キャットウォークのような「らせん」は、調理スーパーバイザーの小池朝子さんが大阪の展示会まで出向き、見つけてきた逸品です。岐阜県のメーカーが製作しています。
　らせんの最上階は、ころころと動き回るコリコパットの性格をマカロンで表現したそうです。黄色と黒の毛皮を持つ、踊りが得意な青年猫のイメージが、チョコレートで表現されています。
　その下にマキャヴィティ。神出鬼没な様子をメレンゲで表現しています。イチゴとマンゴーのパウダーがかかり、毛皮に似せています。
　行動力と正義感あふれる兄貴肌のリーダー猫は、マンカストラップ。らせん舞台の上から３段目には、肉球クッキー。持ち帰って家族に見せたいと思ったほどシンボリックなスイーツです。
　その下にある「りんごのシブースト」。黒と赤の毛並みでセクシーな、おとなの猫ボンバルリーナをイメージしています。しっとり食感で、おとなの味でした。

　31階からは名古屋四季劇場を眺めることができます。観劇後にプリンスホテルを訪れることもできる場所です。
■らせんの味わい
　今回は「らせん」の器にスポットを当てました。スイーツのほかにも合いそうです。
　行きつけの寿司屋に頼んで、この器に８冠、いや８貫を盛り付けてもらいましょう。一番上には、北海道のホタテの握りが似合いそうです。キャッツでいうと、純白の毛並みがひときわ目を引く、美しくしなやかな猫「ヴィクトリア」のイメージでしょうか。
（2023年11月6日）
※お知らせ　期間は12月14日（水）まで。時間は午後３時半から５時まで。料金は１人5200円（消費税込み）。「キャッツ」は2024年５月12日ファイナル。前売り発売中。