食費の理論値


はじめに(前提と結論)

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回はタイトル通り「食費の理論値」についてです。
以前、紙の日記で概算したことがあったのですが、探すのが大変だったのでnoteにまとめなおすことにしました。
これによって節約のモチベーションが上がることも期待しています。

このnoteは主に自分用ですが、読んでくださった人の参考になることもあるかもしれないので、軽く前提条件や結論を先にまとめておきます。

〈前提〉
・男(25歳)
・一人暮らし
・実家からの仕送り無し(米・野菜など)
・健康の為に栄養面にもある程度気を遣う(毎日肉も野菜も食べる)
・日々の食事に過度な楽しみを求めない(コスパ&タイパ重視)
・外食は交際費と捉えるため、含まない(家計簿でも別)
・飲み物は水筒で水を持参=0円とする

〈結論〉
一日分の食費=約622円
一ヵ月分の食費=約19282円
※ただし、調味料代や電気・ガス・水道代を除く

→食費が2万円を切ったら節約しすぎ、2万5千円を超えたら使いすぎ

今回の学びと今後の課題

思っていた以上に長くなったので、比較的有用そうな情報を上の方でまとめておきます。

〈今回の学び〉
・朝食はフルグラが最強。ただし、TKGでも全然問題無い。
・昼食は平日カロリーメイト、休日TKGが最強。
・カップ焼きそばは高級品、冷凍パスタは超高級品。
 いざという時の保存食。
・豆腐ハンバーグは安いけど鉄分とかが減るので注意

〈今後の課題〉
・鶏むね肉の節約レシピを増やす
→現状(ハッシュドチキン)は美味しいけど調理に時間がかかる(ガス代もかかる)。
・野菜炒めを安く作る方法を考える
→白菜の活用など。ただし、栄養が減らないように注意する。


ここから先はかなり長くなったので、詳細に興味がある人はご覧ください。
細かいけれど、ざっくりの計算です。

朝食費の理論値

まずは朝食から考えます。朝食は主に以下の三通りがあります。
①フルーツグラノーラ
②ホットサンド
③卵かけご飯

①の場合
〈材料〉
フルーツグラノーラ750g=約750円
牛乳1L=約220円

〈一食分〉
フルーツグラノーラ50g=約50円
牛乳200ml=約44円
合計=約94円

〈一ヵ月分〉
94×30=2820円

②の場合
〈材料〉
食パン6枚切り=約120円
ハム4枚×3パック=約240円
卵10個パック=約240円
スライスチーズ10枚=約350円

〈一食分〉
食パン2枚=約40円
ハム2枚=約40円
卵1個=約24円
スライスチーズ1枚=約35円
合計139円

※毎日ホットサンドを作ることはないので一ヵ月分は省略

③の場合
〈材料〉
卵10個パック=約240円
お米5kg=約2500円

〈一食分〉
卵1個=約24円
ご飯1杯=お米150g=約75円
合計99円

〈一ヵ月分〉
99×30=2970円

以上より、栄養価と費用を考えるとフルーツグラノーラが良さそうです。
ただし、もしフルグラや牛乳を切らしてしまった時は、TKGでもそれほど費用面の問題はなさそうです。卵は栄養も豊富ですし、ご飯は炭水化物を取れます(以前アプリで栄養計算をした際、炭水化物が不足しがちでした)。
ホットサンドは昨年量産していましたが、今年は50個が目標なので、月に3~6回作ればいい計算です。
1回につき、フルグラより約50円高くなるので月に6回作る計算だと300円高くなります。
よって、朝食の理論値は次の通りです。

2820+300=3120円
(31日間で計算した場合、+94円で3214円)

一食の平均は104円です。
尚、パンだけor納豆かけご飯なども考えられますが、これらは採用しません。理由はそれぞれ通りです。
・パンだけ→ビタミン等の栄養が足りないため
・NKG→夜に納豆かけご飯を食べるため(納豆は1日1パックが理想)

昼食費の理論値

次に昼食ですが、ここが一般的なのと大きく外れるかもしれません。
カロリーメイト4本で一食を賄っているからです。
結構周りの人に引かれるのですが、カロリーメイトはコスパとタイパの観点から外すことはできなさそうです(これについては後述)。
何はともあれ計算してみます。昼食は主に次の四通りです。
①カロリーメイト
②カップ焼きそば
③冷凍パスタ
④卵かけご飯

①カロリーメイトの場合
〈材料?〉
カロリーメイト4本入り×20箱=1880円

〈一食分〉
カロリーメイト4本=188円

〈一ヵ月分〉
188×30=5640円

〈平日のみの場合〉
188円×22日=4136円

②カップ焼きそばの場合
〈一食分〉
1パック=約150円

〈一ヵ月分〉
150×30=4500円

〈休日のみの場合〉
150円×9日=1350円

③冷凍パスタの場合
〈一食分〉1パック=約250円

〈一ヵ月分〉250×30=7500円

〈休日のみの場合〉250円×9日=2250円

④卵かけご飯の場合
〈材料〉
卵10個パック=約240円
お米5kg=約2500円

〈一食分〉
卵1個=約24円
ご飯1杯=お米150g=約75円
合計99円

〈一ヵ月分〉
99×30=2970円

〈休日のみ〉
99×9=891円

昼食については、仕事がある日とない日で分ける必要があります。
仕事がある日は基本的にカロリーメイト一択です。
理由を明快に述べるために、一食188円の他のものと比較してみます。
しかしそもそも188円で買えるもので、職場で食べられる物は限定されます。
例えばコンビニのおにぎりは、安いものでも2個買えるかどうかでしょう。
そして、カロリーメイトの栄養価は以下の通りです。

〈4本(80g)当たり〉
エネルギー=400kcal(15%・2650kcal)
タンパク質=8.7g(13%・65g)
炭水化物=41.7g【糖質=41.7g、食物繊維=2g】
カルシウム=200mg(25%・800mg)
鉄=2.5mg(33%・7.5mg)
マグネシウム=50mg(15%・340g)
リン=90mg(9%・1000g)
ビタミンA=385μg(45%・850g)
ビタミンB1=0.6mg(43%・1.4g)
ビタミンB2=0.7mg(44%・1.6g)
ビタミンB6=0.65mg(46%・1.4g)
ビタミンB12=1.2μg(50%・2.4g)
ナイアシン=6.5mg(43%・15g)
パントテン酸=2.4mg(48%・5g)
葉酸=120μg(50%・240g)
ビタミンC=50mg(50%・100g)
ビタミンD=2.8μg(33%・8.5μg)
ビタミンE=3.2mg(53%・6g)

※栄養名=含有量(一日の摂取基準量に対する割合・一日の摂取基準量)

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

正直、エネルギーやたんぱく質は物足りませんが、これでもおにぎり二個分よりは多いです(私調べ)。
そして、他の栄養が沢山摂取できます。
特に嬉しいのは不足しがちなビタミンCです。これはとても大切な栄養素なのにフルグラでも野菜ジュースでも摂取できません。その必要量の半分をこの一食で賄えるので、有難いことこの上ありません。
ちなみにビタミンCが足りない時は、VC3000円のど飴や100均のレモネードで十分に摂取できます。
美容目的の場合は毎日1000mgくらい摂取する方が良いらしいですが、今のところそこまでは求めなくていいかなと思っています。

カロリーメイト論はさておき、その他の昼食について考察します。
この三つの中で一番よく食べるのは冷凍パスタなのですが、こうやって並べてみるとめちゃめちゃ高いですね。
仮に九日分をTKGに変えた場合は毎月1350円の節約になります。
これは一年間で16200円の節約になるということです。
青春18きっぷが12050円ですから、これを買って4000円のおつりが来ます。
つまり五日分の旅行の交通費が浮き、尚且つ贅沢な食事(例えば海鮮とか)を一回増やすことができます。
こうやって考えると、月1000円前後の節約ってめちゃめちゃ大切だなと思います。

ここで、カップ焼きそばと冷凍パスタの擁護もしておきます。
この二つがTKGに勝っているのは保存性です。
TKGは卵と冷凍ご飯の在庫管理が必要ですが、カップ焼きそばと冷凍パスタはストックしておけばいつでも食べられます。
また、冷凍パスタは色んな味があって、昼食候補の中で一番おいしいです。
月に何度かはご褒美に食べてもいいかもしれません。
ご褒美が冷凍パスタ、この厳しい節約の先に充実した旅行が実現するのです。
というわけで、理論値の計算をしてみます。

平日(22日間)は全てカロリーメイト、
休日(9日間)はTKGが6日、カップ焼きそばが2日、冷凍パスタが1日
と仮定すると

平日は
188円×22日=4136円

休日は
TKG:99×6=594円
カップ焼きそば:150×2=300円
冷凍パスタ:250×1=250円
594+300+250=1144円

合計:4136+1144=5280円

一食平均=5280÷31=約170円

一食平均170円という値を出しておくと、外食の支出がいかに多いか実感できます。
友人と外食をする時などはあまり節約を気にしていませんが、メインが食事ではなく会話の場合は、選ぶメニューを気にした方がいいかもしれません。

夕食費の理論値

夕食は朝食や昼食と異なり、メニューが複数あるため複雑です。
なので、一食を肉、野菜、その他に分類して計算します。

肉食費の理論値

肉は毎日100g~150g摂取したいです。
宗教上の理由から牛肉は当然食べられません(節約教)。
豚肉と鶏肉の安いものを買うことになります。
いつものスーパーの値段は大体次の通りです。

〈肉100g当たりの値段〉
①鶏むね肉=68円
③鶏もも肉=108円
③豚肉(豚テキ用・もも切り落とし)=108円

次に、一食130gだった場合、一ヵ月(31日間)でいくらになるか計算します。130gで計算するのは、鶏むね肉を買う時に大体一枚400gのものを三食に分けるからです。

①鶏むね肉の場合
〈一食分〉
68×1.3=約88円
〈一ヵ月分〉
88.4×31=約2740円

②鶏もも肉 or ③豚肉の場合
〈一食分〉
108×1.3=約140円
〈一ヵ月分〉
140.4×31=約4352円

なんということでしょう。
毎日鶏むね肉にすれば、毎月1500円以上の節約になります。
つまり年間18000円の節約であり、昼食の際に計算したTKGによる節約を合わせると約35000円の節約。
先日の栃木旅行二日間の費用がほぼ同じくらいですから、この二つを実践すれば超充実した旅行一回分の費用を稼げることになります。でかい。

ただし、考慮するべき点が一つあります。
それは、鶏むね肉は基本的に包丁でミンチにしてから食べるため、調理に時間がかかることです(「だれうま」さんのハッシュドチキン、美味しいのでオススメです)。
鶏もも肉は切るだけでいいし、豚肉は切る必要すらありません。それにこの二つは味付けも楽です(塩コショウだけ、ステーキソース、砂糖醤油みりん等)。
それらを考慮すると、どちらも一長一短です。
強いて言えば、鶏もも肉と豚テキを比較すると、豚テキの方が焼くだけなので楽です。
しかし一方、鶏もも肉と豚もも切り落としは、大根や玉ねぎなど他の野菜と一緒に炒めたり煮たりできるので、野菜摂取促進効果があります。卵も一緒に炒められますね。
この辺りのバランスをどう取るかがなかなか難しいのですが、もう一つ節約系肉レシピがあります。
その名は「豆腐ハンバーグ」です。
豆腐ハンバーグはいつも合挽肉500gと豆腐500gで8~9食分になります。

豆腐ハンバーグ
〈材料〉
合挽肉(2割引きの時)100g=約110円
豆腐500g=約100円

〈八食分〉
合挽肉500g=110.4×5=552円
豆腐500g=約100円
合計652円

〈一食分〉
652÷8=約82円

〈一ヵ月分〉
81.5×31=約2526円

なんということでしょう。鶏むね肉よりも安いです。
しかも、これは既にミンチ状のものを使っているので鶏むね肉より調理が楽です。というか、鶏むね肉のハッシュドチキンも豆腐使えばもっと安くなるか?
でも、豆腐ハンバーグにも短所があります。まず合挽肉はセールで買わないと高いこと。また、肉に比べてタンパク質や鉄分が不足すること。そして一番の短所は、ハンバーグなのに豆腐の味がしてしまうことです。これを食べている時、いつも「美味しいハンバーグが食べたいな」と思ってしまいます。調味料で誤魔化そうと試行錯誤しているのですが、今のところ上手くいっていません。
別に不味いわけではないのですが、やっぱり肉オンリーの方が美味しいですね。
でも、その厳しさを乗り越えた分、旅先で美味しい海鮮が食べられるなら、そっちの方が良いような気もします。

ということで、以上を元に一ヵ月の理論値を計算してみます。
まず豆腐ハンバーグについては、月に一回作るとすれば8食分になります。
次に、鶏むね肉(ハッシュドチキン)は一回の調理で3食分、油を節約するためにいつも二回続けて作るので6食分になります。つまり、鶏むね肉を調理する日を二日間設けるとすれば、12食分になります。
ここまでで計20食分なので、残り11食分を鶏もも肉か豚肉とします。
これで計算すると、夕食(肉食費分)の理論値は以下のようになります。

〈豆腐ハンバーグ〉
8食分=652円

〈鶏むね肉〉
88.4×12食分=1061円

〈鶏もも肉or豚肉〉
140.4×11食分=1544円

一ヵ月分=652+1061+1544=3257円
一食分=3257÷31=約105円


菜食費の理論値

肉の計算は長くなってしまいましたが、野菜は割と単純です。
なぜなら、野菜は野菜炒め一択だからです。
実際にはいくつかレシピがあるのですが、最近はほとんど野菜炒めで統一しています。理由は例えば次のようなものが挙げられます。

①色んな野菜を一度に摂取できる。
②色んな野菜をほぼ同じ方法で調理できる。
③一回の調理で四~五食分作れる。

よく作っていた野菜のレシピとして、例えばリュウジさんの虚無ピーマンがあります。これはめちゃめちゃ美味しいのですが、上記①~③と逆のデメリットがあります。即ち、ピーマンしか摂取できない(→もう一品野菜のおかずが欲しくなる→時間がかかる)、保存食として活用しづらい(月の調理回数が増える→自由時間が減る)ということです。
よって、たまに野菜が余った時や料理を楽しみたい時にはアリですが、基本的には野菜炒め一択です。

ということで、理論値の計算に入るのですが、ここの計算は少し特殊です。
なぜなら、野菜は種類が多い上に価格の変動が激しいからです。
よって、計算は次のように行いました。

もやし=40円
その他野菜群=大体108円と仮定する。

〈野菜炒めAの理論値〉
野菜炒めA四食分
=もやし+その他野菜群×2種類
=40+108×2
=256
∴野菜炒めA一食分=256÷4=44円
∴野菜炒めA一ヵ月分=44×31=1361円


〈野菜炒めBの理論値〉
野菜炒めB五食分
=もやし+その他野菜群×3種類
=40+108×3=364
∴野菜炒めB一食分=364÷5=約73円
∴野菜炒めB一ヵ月分=72.8×31=2257円

もやしは安いので必須として、その他の野菜は安い時に108円で売っている分を一回の調理にぶち込むので、上のような計算になりました。
野菜の組み合わせは色々ですが、最近は「もやし、えのき、たまねぎ」の醬油バター炒めが多いです。舞茸やほうれん草、小松菜が安い時などにはオイスター炒めにすることが多いです。
あまり使わないのですが、白菜を入れたら嵩増しできる分安くなりそうだなと思いました。最近は緑色の野菜があまり安くならないし……。

ということで、一ヵ月分を計算するのですが、どうしようか迷います。
野菜炒めAの方が圧倒的に節約になりますが、野菜は健康の為に沢山摂った方が良いので、野菜炒めBを優先したいです。
んー、ここは全て野菜炒めBで計算しておきます。
野菜を沢山食べるという他に、調味料代とかを考えて、高い方に合わせておこうかなと思いました。
よって、理論値は上で既に計算済みです。

野菜炒めB一ヵ月分=72.8×31=2257円

夕食のその他の理論値

その他は色々ですが、単純なので早速まとめます。

〈白ご飯〉
お米5kg=約2500円
ご飯1杯=お米150g=約75円
一ヵ月分=75×31=2325円

〈納豆〉
3パック=約99円
一ヵ月分=1パック=約33円
一ヵ月分=33×31=1021円

〈卵〉
卵10個パック=約240円
一食分=卵1個=約24円
一ヵ月分=24×31=約744円

〈亜麻仁油〉
一ヵ月分=一本150g=約880円
一日分=880÷31=約28円

合計
一食分=75+33+24+28=約170円
一ヵ月分=2325+1021+744+880=約4970円

米、納豆、卵については特に説明不要かと思います。
安くて栄養満点、調理も不要もしくは簡単。
節約において最強のオトモです。
亜麻仁油については、本来魚から摂取するべきオメガ3系統の代用です。
魚は外食の際やスーパーで安い時、月に数回食べます。
しかし高いのでほとんど食べられません。
そのため、健康に配慮して、少しでもオメガ3系統を補えるように亜麻仁油を毎日摂取しています。

夕食費の理論値まとめ

以上より、夕食費の理論値は次のようになります。

〈一食分の理論値〉
肉+野菜+その他=105+73+170=348

〈一ヵ月分の理論値〉
348×31=10788

食費の理論値(一日分・一ヵ月分)

想定よりかなり長くなってしまいましたが、ようやく結論です。

〈一日分の食費〉
朝食+昼食+夕食=104+170+348=約622円

〈一ヵ月分の食費〉
一日分の食費×31=622×31=約19282円

ということで、大体こんな感じになりました。
ただし、これに加えて調味料代がかかります。
なので、実際は恐らく2万円を切ることは困難だと思われます。
しかし、もし一ヵ月の食費が2万5千円を越えたら、かなり使いすぎだと思われます。
一年に換算すると、5000×12=60000円の差です。旅行に行けますね。

おわりに

かなり長くなってしまいましたが、これでいつでも見返すことができます。
ただ、今月から仕事帰りに業務スーパーに寄れそうなので、もしかするともう少し食費が安くなるかもしれません。
家からすぐ近くのスーパーと比べるために、野菜や調味料の値段を詳しくメモしておこうと思いました。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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