合格範囲
合格範囲とは
その年の合格者の設計・製図の能力を点数化した場合
どの程度の設計・製図の能力の受験生が一番多く合格しているのかを示した概念
合格範囲(スイートスポット)に入った受験生が合格
※スイートスポット:最適な個所
目的
合格範囲を認識する目的
01. 適切な情報および能力の取得
02. 効率的な勉強
03. スケジュールの構築
01. 適切な情報および能力の取得
設計するには、多くの情報や能力が必要で、求め出すとキリがない
試験と割り切り、合格に必要な情報および能力の取得に注力する
02. 効率的な勉強
合格に必要な情報および能力が分かれば、それらを取得するための方法が考えられる
方法が分かれば、合格に必要な情報および能力を扱える練習を積み重ねられる
03. スケジュールの構築
自身の能力に応じて、本試験までにやるべきことのリストアップ
予定通りに進まないことを考慮し、余裕をもったスケジュリングを行う
何度も不合格になる人へ
製図試験は、設計・製図の能力が高い受験生(合格ラインを超えた人)が合格するのではなく、試験元が求めていることを多くできた受験生を順番に合格させていく検定試験
勉強すればするほど、できることが増えるが、試験元が求めていないことまで考えてしまい、自ら不合格になってしまうリスクが高くなる
合格ラインではなく、合格範囲(スイートスポット)を意識し、試験元が求めていることが何かを常に考える
合格範囲のイメージ
01. 合格ライン から 合格範囲
02. 合格範囲を意識
合格ラインではなく、合格範囲を意識する
学科のように『合格ラインを超えさすれば、合格する』と思うと合格ラインのどんどん上がっていく可能性がある
合格者のレベルをまずはしっかり把握する
03. 受験期間と設計・製図の能力の関係
X軸を受験期間、Y軸を設計・製図の能力と過程
04. 合格範囲
合格範囲は狭いが、合格に求められる設計・製図の能力は決して高くはない
05. 合格範囲の変動
その年の受験生の数や学科の合格者の数の応じて、合格範囲が上下または広がる
06. 合格範囲に入る
合格範囲であるスイートスポット(最適な個所)に入った受験生が合格
設計・製図の能力を審査する検定試験ではない
07. 不合格者のタイプ
不合格者には、以下の2つのタイプがある
01. 能力十分型:自ら不合格
02. 能力不十分型:勉強不足
08. 不合格者の軌跡
能力十分型の不合格者は、不合格の原因が能力が低いと勘違いしている
努力を続け、情報(知識)および能力(設計・製図の能力)を高める
合格からどんどん遠のく
09. 努力の方向性(ベクトル)
製図試験は、努力の方向性(ベクトル)を間違うと合格が難しい
※ベクトルを間違うと一生合格できない製図試験の勉強を行う前にまずは、自分の立ち位置を確認
合格ライン(一定のレベル)を超えると設計・製図の能力と合格率は相関関係にない
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?