注意点

純度100%の感想でお届けしています。かなり適当な文章ですし、パンフレットや特典は未読です。それでも良い方は短いですが読んでください！

以下感想

観る前の私は、正直な所、ほとんど期待していませんでした。それは3期の内容があまりにも私的には酷かったからです。だから、

「EGOISTの曲が劇場版で聴ける！！」

くらいのテンションでした。そして現在の気持ちを一言で言うなら、

メタルギアやんけ！！！！

に尽きますね。独立国家の下だったり敵のボスのCVだったり...完全にメタルギアしてました笑笑

さて、全体的な内容に関してなのですが、3期の感じからして「そうなるよなぁ...」という感じの連続でした。ただ、やはりさ雑賀先生の死は辛いものがありました。

後、「大阿蘇」が何故3期の中で流れたのかよくわかっていませんでしたが納得が行きました(いや、本当は別の意味であの場面では使ってた気はするけど...)。

実はこの映画の終盤まではこの二つくらいしか私は印象に残りませんでした。台詞とかを切り取るともちろん話したい事はありますが、それくらいでしか無かったです。

で、ラストについてです。

この作品は、ラストの流れを見せる為の作品だと私は思います。

3期で常森さんは収監されていたことと、今回の主題歌「当事者」の歌詞から、

「誰か殺すんやろなぁ」

とは考えていましたし、3期の冒頭から、局長の殺害だと私は予想していました。そして、実際にそうなりました。しかし、当然ながら動機までは予想できませんでした。

その動機はシュビラシステムの影響による法の消失を防ぐ為というもので、

"法を残す為に、法を犯す"

という、常守監視官にとってはかなり苦渋の決断だったのかなと思います。この決断は恐らく、斎賀先生が最後に遺した

「真実は多面的だ。上から見なければわからない事もある」

という言葉や進藤父のスピーチでの

"正義は相対的だが、真実は絶対的だ"

の発言(内容としては合ってるけど、この台詞で
はないですよね...)の影響があるのかなと思います。ただ、この局長殺害は"法の存続"の他に"別の意味"を持った行動だと私は思います。

私は常森さんが局長を殺害するまで、常守と狡噛は、

「どのタイミングですれ違いが無くなったのだろう」

という事を疑問に思っていました。狡噛的には「悪いとは思ってるけど...」くらいの感じだと個人的には思ったんですけど、常守的にはプンプンて感じで、かなりの温度差があったと思うんです。それがいつの間にか消えていて、常守監視官は仕事の為に押し殺したのかなと思いながら見ていました。

3期のラストからして、二人が和解する何かがある。でも、その何かがハッキリと描かれないまま終わるのかと思っていました。

彼女は常に法を守る者で、だからこその常守だったわけです。それは一期からの大切なスタンスでして、そんな人間が、狡噛を受け入れるには裁きを終える以外に何があるだろうか、と思っていましたが、

ラストで全てに合点が行きました。

彼女自身が法を犯す事で、彼と同じ者に行き着く。

だからこそ、二人のすれ違いは描いても、それをぶつけ合う内容は描かなかった。

何故なら、常守監視官も"当事者=犯罪者"になる道を選んだのだから。

まとめ的なやつ

全体のお話としては「面白いけど...」のレベル感でした。ただ、法律を守る為に"当事者にならざるを得なかった"というこの結末は賛否分かれる点ただとは思いますが、個人的にはかなり良かったと思います。

ラストの件を見れただけでもこの映画を見た価値は大いにありました。

第二弾の特典も欲しいので、後もう一回は観に行く予定です。その時にもう少し詰めた感想を書くかも...。

最後まで読んでくれた方、ありがとございました！