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トカゲ・ニンジャクランについて

 先日アーカイブ記事が掲載された「シー・ノー・イーヴル・ニンジャ」のN-FILESにて、クラミドサウルスがトカゲ・ニンジャクランのソウル憑依者であることが判明したが、まさかトカゲ・ニンジャクランの名が今になって出てくるとは思わなかったので驚いた。トカゲ・ニンジャクラン周りの話はかなりややこしいことになっているので、この機会に一度整理しておく。

 トカゲ・ニンジャクランの名が初めて出たのは「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」で、ここではトカゲ・ニンジャクランがコブラ・ニンジャクランと義兄弟の関係にあることと、アフリカ投げナイフめいたスリケンを好み、ドク・ジツに特化したカラテが恐れられていたことが語られている。

 また、一連の説明がニンジャスレイヤーとバジリスクのイクサの中で行われているという文脈を踏まえると、順当に読めばバジリスクに憑依したソウルはトカゲ・ニンジャクラン、あるいはそれと近い位置にあるニンジャクランと解釈出来る。しかし、「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」のN-FILES等で記述されている通り、現在ではバジリスクの憑依ソウルはヘビ・ニンジャクランとされている。

 このことから、トカゲ・ニンジャクランの当初の設定はヘビ・ニンジャクランにそのままスライドした可能性が考えられる。そのように仮定すると、今度はヘビ・ニンジャクランとコブラ・ニンジャクランが義兄弟の関係にあることになるが、ディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャ・アーツ(14):二十四大ニンジャクラン:後編ではコブラ・ニンジャクランの開祖たるコブラ・ニンジャはヘビ・ニンジャクランから独立したニンジャであると説明されているのみで、両クランのその後の関係については明言されておらず、この点については現時点では何とも言いがたい。

 さて、上記の仮定を採用するならば、トカゲ・ニンジャクランの設定も一度白紙に戻っていると考えられる。よって、クラミドサウルスとバジリスクは現時点では特に関係がないし、その能力に関連性が見出せなくとも特段不思議ではない。まあクラミドサウルスは何も出来ずに死んだので見出しようがないのだが。既存のニンジャの中ではキモンのデッカーニンジャであるゲッコーもトカゲ・ニンジャクランの可能性があると思っているが、この辺りを呼び水にして改めて設定が提示されることを期待したい。

 余談だが、2012年に行われたマディソンおばあちゃんによる質問コーナー(?)では、「バジリスクとニーズヘグはコブラ・ニンジャクランのソウル憑依者だったような気がする」という回答がなされている。仮にバジリスクが登場時はトカゲ・ニンジャクランのソウル憑依者という設定だったとすると、彼の憑依ソウルはトカゲ・ニンジャクラン→コブラ・ニンジャクラン→ヘビ・ニンジャクランと二度に渡って変更されていることになり、これがややこしさに拍車をかけているように思う。

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