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散文詩

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徒然散文詩を集めます。
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記事一覧

しゃくしゃくと身の内が虚になる音を聞きながら命儚しと笑うお前を憎からず思っていたと、最期に今生への枷をつけてみたがダメだった。
愛だ恋だなんて感情はない。
隣り合うのが、背中合わせが当たり前。
その位置にいなければ息苦しい程の相手。
さらば朋よ。
次も他人でありたい。

臥待月
1年前

人魚が恋をした。
夢うつつ、泡沫の恋。
人魚と人間の寿命はあまりにも違うのだと誰もしらなかった。
死んだあと、人間は骨になる。
死んだあと、人魚は宝石になる。
人魚は魂に恋をする。
幾らでも待つ。
人間が輪廻を廻って戻るまで。
例えその身が宝石になろうとも。

臥待月
11か月前

泡のように浮かんで消える
空に向かって浮かんで消える
言葉も
呼吸も
その息づかいも
海の底より
深いところ
静かで
騒々しい
この世界の歯車として
今日も泡を吐いている

臥待月
2年前

愛していたんだと
叫んでも
きっと届かない
それでも
涙と共に
流した言葉は
地を巡り
空へ上がり
君に届くと
信じている

臥待月
2年前

悼むのは涙だけではない
哀しむのは心だけではない

織り混ざった感情が
その全てを語るもの

臥待月
2年前

嫉妬
醜くも強い感情
憎悪
隣り合う感覚

虚無
一番恐ろしい感覚

必要以上に感じたなら
一度寝ましょう

自分の感情は
自分でコントロールでしましょう

臥待月
2年前

いつか消えるのなら 誰かの記憶に残りたい そんな願い いつか消えるとき 皆の記憶から消えたい そんな願望 時は万物の癒しではない ただ平等に流れるものだ

染み渡るのは赤
靴に触れないように
退けば
また赤の染み

あぁ、鉄の香りに酔いしれる
狂宴の最中だった

いけない
いけない
忘れるな
自分が狂人だということを

臥待月
2年前
1

知を奢る者は大きな声で叩く
知をしる者は導く者だと思う




知をただの[知識]ではなく
応用でき、柔軟な思考であり、受け入れて噛み砕きそれを教えることができる人ですね。
知識として、文献がーだけを云うのはちがうと思います。

臥待月
2年前
1

胸を焦がすような輝きが
その瞳から弾け出て
希望と傲慢と優しさは
未来を勝ち取る力となる

臥待月
2年前
1

鬼と思うたか
笑うは人間
狂うは神
沈黙は鬼

臥待月
2年前
2

あなたの言葉は
どこまでも
染み渡る毒で
どこまでも
切り取る薬で
どこまでも
追い続ける狩人ね

臥待月
2年前
1

白仙山

自分の足音だけが響く暗闇。 歩く度に自分の居場所が判らなくなりそうな霧の立ち込めた道は緑…

臥待月
2年前

愛してる 左右対象な感情だなんて思わないで あなたを包み込むものだと思わないで 愛してる 歪な心を埋めて、嵌め込んで 一番完全に近づいたら 一番完全に近づけたら きっとそれが「愛」なの そう笑った君は一番美しい