臥待月

はじめまして。 臥待月(ふしまちづき)と申します。 SSや、詩もどきのジャンル不明なも…

臥待月

はじめまして。 臥待月(ふしまちづき)と申します。 SSや、詩もどきのジャンル不明なものをアップしていきます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 新たな扉が開きますように。

マガジン

  • 散文詩

    徒然散文詩を集めます。

  • Kranke

    抑うつのKrankeの心理を徒然するだけです。

  • 絵のない絵本

    絵がない世界の絵本。 この絵本の世界はだれかの中で生まれ だれかの中で育つのでしょう。 目に見えるだけの世界では味わえない世界を お楽しみください。

最近の記事

人魚が恋をした。 夢うつつ、泡沫の恋。 人魚と人間の寿命はあまりにも違うのだと誰もしらなかった。 死んだあと、人間は骨になる。 死んだあと、人魚は宝石になる。 人魚は魂に恋をする。 幾らでも待つ。 人間が輪廻を廻って戻るまで。 例えその身が宝石になろうとも。

    • しゃくしゃくと身の内が虚になる音を聞きながら命儚しと笑うお前を憎からず思っていたと、最期に今生への枷をつけてみたがダメだった。 愛だ恋だなんて感情はない。 隣り合うのが、背中合わせが当たり前。 その位置にいなければ息苦しい程の相手。 さらば朋よ。 次も他人でありたい。

      • 清も濁も呑み込んで どちらを正義といたしましょう 清をもって濁を罰せずにいられるか 濁を呑んで清を恨まずいられるか 清も濁も呑み込んで そこにあるのは弱い心だろう

        • 泡のように浮かんで消える 空に向かって浮かんで消える 言葉も 呼吸も その息づかいも 海の底より 深いところ 静かで 騒々しい この世界の歯車として 今日も泡を吐いている

        人魚が恋をした。 夢うつつ、泡沫の恋。 人魚と人間の寿命はあまりにも違うのだと誰もしらなかった。 死んだあと、人間は骨になる。 死んだあと、人魚は宝石になる。 人魚は魂に恋をする。 幾らでも待つ。 人間が輪廻を廻って戻るまで。 例えその身が宝石になろうとも。

        • しゃくしゃくと身の内が虚になる音を聞きながら命儚しと笑うお前を憎からず思っていたと、最期に今生への枷をつけてみたがダメだった。 愛だ恋だなんて感情はない。 隣り合うのが、背中合わせが当たり前。 その位置にいなければ息苦しい程の相手。 さらば朋よ。 次も他人でありたい。

        • 清も濁も呑み込んで どちらを正義といたしましょう 清をもって濁を罰せずにいられるか 濁を呑んで清を恨まずいられるか 清も濁も呑み込んで そこにあるのは弱い心だろう

        • 泡のように浮かんで消える 空に向かって浮かんで消える 言葉も 呼吸も その息づかいも 海の底より 深いところ 静かで 騒々しい この世界の歯車として 今日も泡を吐いている

        マガジン

        • 散文詩
          175本
        • Kranke
          5本
        • 絵のない絵本
          18本

        記事

          愛していたんだと 叫んでも きっと届かない それでも 涙と共に 流した言葉は 地を巡り 空へ上がり 君に届くと 信じている

          愛していたんだと 叫んでも きっと届かない それでも 涙と共に 流した言葉は 地を巡り 空へ上がり 君に届くと 信じている

          悼むのは涙だけではない 哀しむのは心だけではない 織り混ざった感情が その全てを語るもの

          悼むのは涙だけではない 哀しむのは心だけではない 織り混ざった感情が その全てを語るもの

          第三者の力量を確かめる時 自分の力で推し量るのが一番 第二者の力をもって推し量るのは 第三者と当人が「同じ推計」できる前提である それがわからないのなら 自分の力で、第三者の力量を推し量るべし

          第三者の力量を確かめる時 自分の力で推し量るのが一番 第二者の力をもって推し量るのは 第三者と当人が「同じ推計」できる前提である それがわからないのなら 自分の力で、第三者の力量を推し量るべし

          嫉妬 醜くも強い感情 憎悪 隣り合う感覚 虚無 一番恐ろしい感覚 必要以上に感じたなら 一度寝ましょう 自分の感情は 自分でコントロールでしましょう

          嫉妬 醜くも強い感情 憎悪 隣り合う感覚 虚無 一番恐ろしい感覚 必要以上に感じたなら 一度寝ましょう 自分の感情は 自分でコントロールでしましょう

          いつか消えるのなら 誰かの記憶に残りたい そんな願い いつか消えるとき 皆の記憶から消えたい そんな願望 時は万物の癒しではない ただ平等に流れるものだ

          いつか消えるのなら 誰かの記憶に残りたい そんな願い いつか消えるとき 皆の記憶から消えたい そんな願望 時は万物の癒しではない ただ平等に流れるものだ

          染み渡るのは赤 靴に触れないように 退けば また赤の染み あぁ、鉄の香りに酔いしれる 狂宴の最中だった いけない いけない 忘れるな 自分が狂人だということを

          染み渡るのは赤 靴に触れないように 退けば また赤の染み あぁ、鉄の香りに酔いしれる 狂宴の最中だった いけない いけない 忘れるな 自分が狂人だということを

          今までの環境から離脱すること 家族、友人、恋人、会社…… 全てから新しい環境へいくとき どこかで「離れてよかったのか?」と 思う人もいるだろう そういうときは 「卒業した」と思えばいい 家族から卒業 友人から卒業 恋人から卒業 会社から卒業 あなたが幸せになる一歩です。

          今までの環境から離脱すること 家族、友人、恋人、会社…… 全てから新しい環境へいくとき どこかで「離れてよかったのか?」と 思う人もいるだろう そういうときは 「卒業した」と思えばいい 家族から卒業 友人から卒業 恋人から卒業 会社から卒業 あなたが幸せになる一歩です。

          知を奢る者は大きな声で叩く 知をしる者は導く者だと思う 知をただの[知識]ではなく 応用でき、柔軟な思考であり、受け入れて噛み砕きそれを教えることができる人ですね。 知識として、文献がーだけを云うのはちがうと思います。

          知を奢る者は大きな声で叩く 知をしる者は導く者だと思う 知をただの[知識]ではなく 応用でき、柔軟な思考であり、受け入れて噛み砕きそれを教えることができる人ですね。 知識として、文献がーだけを云うのはちがうと思います。

          胸を焦がすような輝きが その瞳から弾け出て 希望と傲慢と優しさは 未来を勝ち取る力となる

          胸を焦がすような輝きが その瞳から弾け出て 希望と傲慢と優しさは 未来を勝ち取る力となる

          鬼と思うたか 笑うは人間 狂うは神 沈黙は鬼

          鬼と思うたか 笑うは人間 狂うは神 沈黙は鬼

          あなたの言葉は どこまでも 染み渡る毒で どこまでも 切り取る薬で どこまでも 追い続ける狩人ね

          あなたの言葉は どこまでも 染み渡る毒で どこまでも 切り取る薬で どこまでも 追い続ける狩人ね

          白仙山

          自分の足音だけが響く暗闇。 歩く度に自分の居場所が判らなくなりそうな霧の立ち込めた道は緑道だったはずで、気がつけばどこかの森に迷いこんでいた。 「……匂いが変わったと思えば、どんなことでしょうねぇ」 時折、迷いこむことがあると云われていたがまさか自分が体験するとは思ってもみなかった。 霧のもやっとした水と土の匂いから、土と緑の匂いが強くなったと思った時には違う場所へと迷いこんでいた。 「……全て白い」 木々も、動物も、霧が少し晴れて見えたものは全てが純白だった。仙