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【爽やかな青】Kodak ULTRAMAX 400

1. ブレた写真のお話

ブレた写真がおしゃれだと、インスタ映えだと言われるようになったのはいつ頃からでしょうか。
写真をわざとブレさせてSNSに投稿している方も多くいらっしゃいますよね。

そんなブレた写真ですが、私も好きです。
"ブレ"のどこに魅力を感じるのかを正確に答えることはできませんが、"ブレ"はどちらかというと"空気感"を伝えるのに近い感じがします。

2. Kodak ULTRAMAX 400とは

今回使用するのは、Kodak ULTRAMAX 400です。
Kodak社はアメリカにあります。
富士フイルム、Lomographyと肩を並べるフィルムメーカー大手の1つです。
Kodak社が生産しているISO感度400のフィルムは、
これとPortra400がありますが、ULTRAMAX400は価格的に大衆向けフィルムと言えるでしょう。400というISO感度から、屋内外問わずさまざまなシーンで使用されてきた人気のフィルムです。

種 類:カラーネガフィルム
枚 数:24/36枚撮
感 度:400
粒状性:普通
色 味:青の発色が少し強め、全体的に彩度高め
価 格:24/36枚撮り共に700〜1200円程度

3. 作例

作例をご紹介します。
撮影機材はいつも通り...
カメラ:PENTAX SPF
レンズ:Super takumar 50mm F1.8

今回撮影して感じたULTRAMAX400の特徴はやはり、青の発色がやや強めだということです。

作例1. 待ちぼうけ(屋内・晴れ・逆光)
窓の外が白飛びしちゃっていますが、木の壁や髪の毛など、暗い部分の質感は良く出ているのではないでしょうか。
駅構内の待合室で撮った1枚で、わりと暖かみのある空間だったのですが、ここでもやはり、少し青色が乗っている気がします。

作例2. 夕暮れ(屋外・晴れ・半逆光)
お次はこちら。青色の空がとても鮮やかです。ただ、思った以上に夕焼けの赤もしっかり出ていて、彩度・コントラストともに高めなのが分かります。
ISO400ということもあり、多少絞っても余裕を持って撮ることができました。

作例3. ご褒美に(屋内・蛍光灯・順光)
旅館で撮った一枚です。開放F1.8で撮ったので、ボケボケでどんな料理なのか分かりづらいですね...
ですが、全体的に彩度が高いので、食べ物が美味しそうに写っています。また食べたくなるような、そんな思い出の1枚です。粒状感もちょうど良く、インスタ映えも狙えます。

4. 感想

Kodak社製フィルムの中でも評判の良いPortra400と比べ、価格は半分くらいですが、その写りはなかなかのものです。青色を好みとしている方にはもってこいのフィルムと言えるでしょう。また、全体的に彩度やコントラストも高めなので、フード写真や風景写真にも向いていると思います。
なぜか、お店によってかなり値段にばらつきのあるフィルムです。36枚撮りで比較しても、Amazonでは1本800円程度ですが、カメラのキタムラでは1000円を超えてきます。購入する際は、800円程度で販売しているお店を探してみてください。

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