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【定番×素直】フジカラー FUJICOLOR 100

1. 桜の季節になりました。

ようやく、東北にも春が来ました。

「フィルムカメラで桜を撮るのって、難しい...」
こう思うのは私だけでしょうか?
明るめの写真が好きな私にとっては、露出と上手に付き合わないと、桜はすぐに白飛びしてしまう存在です。
さて、今回はうまくいったのでしょうか。

2. フジカラー FUJICOLOR 100とは

フジカラー100は、日本で現在販売されているフィルムでは、最も有名で、定番のフィルムの一つではないでしょうか。
カメラ専門店はもちろん、家電量販店にも置いてありますし、ドラッグストアやコンビニで売っているのを見たこともあります。

種 類:カラーネガフィルム
枚 数:24/36枚撮
感 度:100
粒状性:細かい
色 味:見たままの自然な発色
価 格:670円(24枚撮)、1000円(36枚撮)

3. 作例

ここからは作例をご紹介します。
撮影機材はこんな感じです。
カメラ:PENTAX SPF
レンズ:Super takumar 50mm F1.8

今回お写んぽして感じたのは、大きく2つ。
(1) 見たままの自然な発色
(2) 粒状感がエモい

作例1. 桜と空(屋外・晴れ・半逆光)
こちらは半逆光で撮った桜の写真です。見たままの空の青さと桜のピンク色を、いい感じに表現しています。桜が白飛びしないように露出を少しアンダーに設定していますが、個人的にはうまくいったと思います。出会いや別れといった春の爽やかさを感じますね。

作例2. フルーツサンドイッチ(屋内・晴れ・逆光)
休憩がてら立ち寄ったカフェで注文したフルーツサンドイッチを撮りました。日中の自然光(逆光)という環境でしたが、明から暗まで、ラチチュードの広さがとても心地よいです。
開放F1.8で撮ったので、「ピントはどこへ?」の状態ですが、後ボケの粒状感と自然な発色が、やわらかい空気感を演出してくれている気がします。

作例3. 浜辺(屋外・晴れ・順光)
何だかぼやっとしたこの浜辺の写真、撮った瞬間は「失敗した!」と思ったのですが、いざ現像してみると、お気に入りの1枚になりました。水の透明感がここまで自然に再現されているとは思わず、フジカラー100おそるべし、と感じた1枚でもあります。色味としては、もう少し青が強く出た方が映えるのかもしれませんね。

4. 感想

今回このフジカラー100で撮ってみて感じたことは、フィルムの種類がどんどん減りゆく日本において、これだけはなくならないで欲しい、そんなフィルムだということです。
SNSでの「映え」という意味では、少々自然すぎる色味かもしれせんが、粒状感やラチチュードの広さには思わずうっとりしてしまいます。天気の良い屋外でどんどん使っていきたい、おすすめのフィルムです。

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