短歌連作10首「棲まう山/棲まわれる私」
棲まう山/棲まわれる私
めざめたらサイフォン・ドリップ・観覧車 電動にする?手動にしたよ!
同棲は同の棲と書くけれどギターでドってどう鳴らすの
ざけんな わかんないのかさじなしで煮物はおいしく作れるくせに
なみなみとつがれたお湯がなみなみと(お湯はりスイッチを押してください)
節電を説いた俳句で賞を取るきみが消さないライトを消した
いなくてもそばにいるよと囁いて一に現前死ぬまで現前
凸には凹をはめないと消えない 寝息 ホワイトノイズで殺す
また一つ きみの所蔵より取りて読み近づく博士(きみ学)
きみを・きみに・きみと・きみなら、ばっかりだ脳内 きみに棲まわれる私
さよならを曲げて輪っかにして飛ばすくらいの力で好き きみが 好き
3月に大切な人と共同生活を送った。
何か記録に残したくて、短歌を作ることにした。
初めてで拙いけれども、不特定のきみに届いたらいい。
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