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遭難したけど助けてくれたのはブナの木だった【38歳で突然スピリチュアル能力が開花した話・25】

前回の続きです。


4月の1人旅が終わり、5月。

LAの山での体験で、植物たちと仲良くなれたような、山と仲良くなれたような気がしていました。
あの日、光の象徴さんと会った後で下山途中に会った植物たちは私に「1種類1回づつでいいから触って」と言いました。
1つの植物と仲良くなると、世界中にある同種類の植物全員にその事が伝わるから、だそうです。

ニューヨークという都会で生活しながら「緑がいっぱいの場所に行きたい」「自然の中に行きたい」と考える事が増えました。
仲良しの植物に会えるかどうか確認してみたい、という気持ちもありました。


そんなタイミングで友達家族に「キャンプに行こう」と誘われ、喜んで家族みんなで参加する事になり。
週末を利用してニューヨーク郊外の山まで行きました。
ニューヨーク州だけど、携帯の電波が全く届かないくらい都会から離れている山です。

自然いっぱいの山の中、川のすぐ近くのキャンプ場にテントを立てました。


キャンプ2日目。
子供達が「山のトレイルを歩きたい!」と言っていて。
でもお父さん達はお昼寝してて、全然一緒に山を歩ける感じじゃなくて。
私が、うちの子3人+友息子を連れて、トレイルに入りました。

山のトレイルは道があるわけじゃなく、たまに木に青い印がついていて方向を教えてくれます。
青い印を見失ったらアウト。


そして、遭難しました

山の中で。私と子供4人で。だんだん夕方になり暗くなっていき。
森の中なので、木々で空が遮られててさらに薄暗い。
出口がどこなのかさっぱり分からない。
このまま真っすぐ進んだら本当にキャンプ場に戻れるのか、全然自信がない。
子供達はヘトヘトで、当時4歳だった長女は泣きべそです。

とうとう、あと15分くらいで夜になっちゃう、っていう時間になり。
やばい、このままじゃホントにやばい!!
携帯は何度確認しても圏外。
どうしよう!怖いよーーー!!!

ってパニックになりそうになり、でも大人が自分1人なんだから自分がパニクったら全て終わりだ、と思い、「ギュー(ミカエル)助けてーー!!!」と心の中で叫んだ時。

前方に【光の柱】が出現しました。

どうやらそこだけポカっと木が生えていないらしく、空から夕方の光が注いでる。その光が柱のように見えている。
そして光の柱を見た時、何故か強く思いました。

「あそこが私達のサンクチュアリ(聖域)だ」

と。


疲れている子供達を励ましながら【光の柱】へと歩き、サンクチュアリへ到着しました。
サンクチュアリには2本の大木が「✖」になって重なり合って倒れていて、そのせいでそこだけ木が生えてなくて、空にぽっかり穴が開いたみたいになってて。
穴から夕方の光が降り注いでいて、森の中の他の場所よりも明るくなってました。

サンクチュアリの中心部に、ブナの若木が1本生えていました。

Xの倒木とブナの若木


倒れた大木に子供達を座らせて、私はブナの若木の右くらいに立ってて、どうしようこれからどうしよう、と考えました。

あと10分くらいで、真っ暗になってしまう。
そしたら絶対めちゃくちゃ怖い。
どうしようどうしようどうしよう!!!

携帯を持ちながらサンクチュアリ内をウロウロしてみたけど、やっぱり圏外のまま。繋がらない。
また恐怖心が襲って来て。携帯を持つ手が震えて。足もガタガタ震え始めて。
思わずすぐそばにあったブナの若木に、左手でガシっと摑まりました。


左手でブナの若木の幹を握りながら、右手に持ってる携帯を見てみると。
圏外だった携帯が、1本。1本立ってるーーー!!!(◎_◎;)

左手をブナの木から離すと、携帯はまた圏外に戻ります。
子供達に叫びました。
「ママ、魔法の木を見つけたよ!」

片手でブナの木を握り、もう片方の手で911に電話。
無事レスキュー隊に電話が繋がり、救助が来てくれました。
レスキュー隊のお兄さん達に
「どうやってここから911に電話したんだ?」
「携帯の会社どこ使ってる?」
「この山から電話するってimpossible!」
と、めちゃめちゃ驚かれました。

下山中、やっと写真撮る心の余裕が出来た時の1枚。左下が黒いのは懐中電灯の光の外です。


「自分は本当に山と友達になったんだ」
「LAの山と友達になった事、NYの山もちゃーんと知っててくれたんだ」

それを確認させられた体験でした。


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