導かれた出来事。
それは、ゴールデンウィーク前後から毎日掲載されていた。
求人募集が何故か気になる。
なぜかわからないが「私でお役に立てるなら」という気持ちがわいてきた。
とは言え、3月下旬からパートタイマーで働き始め、少しずつ仕事に慣れてきた時期。
今の仕事を続けることが妥当だと考えていた。
しかし…
5月半ばに店長と面談した際、
「ん?」
と思わされる言葉を投げかけられた。
それは、さりげなく私の欠点を指摘する内容だった。
ただ、それだけのことだったが、実は人格を否定する表現であることに、後で気づいた。
「気になっているなら直接電話してみたら?」
ハローワークの定例職業相談の席で、気になっている求人の話を出したところ、直ぐに調べてくれた。
「求人が2つあって、ひとつは決まったようですが、もうひとつはまだ募集しているかもしれないので、聞いてみるのが適切かもしれませんね。」
思い切って連絡してみた。
「まだ決まっていないんですよ。もし考えているようであれば、是非。
よかったら履歴書を送ってもらえますか?」
一日じっくり考えた。
私の心は決まっていた。
まだ面接も採用も決まっていないのに、「私はこの仕事に就くんだな」と直感が教えてくれた。
実際、そうなった。
「導かれた」と表現したが、「なんとなく」という感覚みたいなものだ。
翌日、履歴書を準備し、速達で送った。
翌週面接し、その日の夕方に「採用」の連絡が届いた。
働き始めていたパート先には平謝りし、辞めさせて頂きたい旨を伝えた。
「急に言われても、次の人が直ぐ見つかるわけではない。
あと一ヶ月だけ何とかならないか。」と店長に言われたが、「約束できない」と答えた瞬間、「ガチャッ」と勢いよく電話を切られた。
期待に応えられなかったのは自分だから、このくらいの制裁は受けて当然だったが、これみよがしに電話を切られた時、逆に「これでよかったんだ」と何故か納得できた。
そして、新しい仕事に就き、ちょうど2週間になる。
前任者が6月15日に退職すると決まっていたので、ほとんどの時間を業務の引継ぎに費やした。
仕事でもパートナーでも友人関係でも、
物事が「すんなりいく」時、というものがある。
願望や欲が先に立つと、それが邪魔をしてしまう。
「こうなりたいけれど、ならなくても幸せ。そうなったらとても幸せ。」という感じの気持ちでいるのがいい、と聞いたことがある。
今回はまさにそんな感じだった。
もしくは、
「こうなることは決まっていた」
というような「導き」を直感レベルで受け止めていたのかもしれない。
今日もありがとうございます。
世界平和は、ひとりひとりの心の内にあります。 共に明るい世界を築けていけたら幸せです。 今日もありがとうございます🌸