男性声優陣が〈愛と交わりのオトナ向け絵本〉を読み聞かせ
ふと検索していた時に辿り着いた、
『あぶな絵、あぶり声』シリーズ
イラストレータ・いしいのりえさんと
声優の岩田光央さんによるユニット【カナタ】作
男性目線で繰り広げられる
男女の時に ほろ苦くあまい愛と交わりを絵と文で、
そして人気男性声優陣が朗読するCDもついた
大人の女性向け絵本というコンセプトとのこと
官能的、声、さっぱりとした絵に即惹かれて
今まで出演されてきた声優陣をざっと確認すると
見事に好きな方々尽くし…
今の今まで情報をするりと溢していたことが悔やまれたが、
プロジェクトが始動した頃はまだティーンだったので
大人になった今がまさに出会うタイミングだったのかもしれないと思った
手始めに、4冊手に入れて全てに目を通し
聴取し終わったので全体の大まかな感想と
各絵本&朗読の感想を綴っていく🖊
- 徹底的に女性向け -
まず絵があっさりとしたオシャレなタッチなところがよく、
性描写がありながらエグみのない文章が
官能の入口としてとっつきやすいのではないかなと思った
それらを朗読するのは人気男性声優陣という点も
いい声に癒やされたい、節度を持って溺れたい女性にとってはたまらない作品だと感じた
またBGMがカフェみたいだったり、
ジャズっぽかったりする所も良い
逆に言えば、女性向けシチュエーションCDのように直接的な表現が好みの方には物足りなく
向いていないかも…
匂わせるような、ほろ苦く甘い文学的表現が好みの方にはとてもオススメできる作品
あぶな絵、あぶり声〜滴〜
公式YouTubeのCMを視聴して、
森川さんの声色が落としにかかる系の本気度を感じて即 惹かれた〈滴〉
もう、「ゼロの女」「埋める女」ともに最高でしたタイトルを読む声だけでうっとりしたほど
内容的には不倫だったり、一見冷めた男だったり
よくあるドラマCDのように声の調子をキャラ的に大きく変えないで、
基本的に一定のいい声で男性と女性のセリフも表現されていた所がとてもよかった
一方で実は岩田さんをよく存じ上げず、
この作品で初めてがっつり声と朗読を耳にした
声には好みがあると思うので
個人的には引っかかるものがなかったけれど、
こちらも男女の声を大げさに変えて朗読することはなく聴けた
あぶな絵、あぶり声〜桜〜
谷山さんは声優の番組と
一度BLCDでは声を存じ上げていたけれど、
こういう朗読という形で声を耳にするのは初めて
結果 好みの声質と読み方をされていたし、
あっさりとしているのに妙に色気を感じてよかった
ストーリーは一部ハラハラした
この作品での森川さんの朗読は
滴よりも声のトーンが少し明るめだった
あぶな絵、あぶり声〜葵〜
この作品では遊佐さんも平川さんも
セリフ部分が淡々としておらず、
かなり感情がこもった声色だった
朗読+ドラマCDという感じ
遊佐さんは女性のセリフ表現がかわいらしく、
平川さんは瞬時の演じ分けがすごいなと思った
あぶな絵、あぶり声〜茜〜
CMの関さんの声色と息遣いに惹かれて…
「進む女」、ほろ苦いのに後味の良い別れの物語で凄く好きだった
そして関さんの朗読が爽やかでかわいらしく、
濡れ場は...動画の通り↑
4冊味わった中で、
ストーリー的には「守る女」が断トツで好きだった
長年連れ添った妻の浮気を疑って右往左往する夫のおかしみ、
変化の理由がわかってからの反応…
ちょっとヤバいけど、こんなに愛してくれる
憎めない男性の子供産みたいなって思わず思った
そんな夫を演じた東地さん、
全て聴き終わってから
「えっ?ブロークバック・マウンテンのジャックの吹き替えの方やん!」
と気づいて非常にテンションがあがった
いい声+お茶目なキャラが似合うなぁと思った
- 他にも朗読されている人気男性声優陣 -
色んなパターンの愛と交わりの物語を味わえたし、
これだけの声優陣をキャスティングできる岩田さんの人脈のすごさを感じてる
他にも絵本+CD化されている作品を把握した限り、
小野大輔さん
日野聡さん
津田健次郎さん
櫻井孝宏さん
森久保祥太郎さん
吉野裕行さん
羽多野渉さん
以上の方々も朗読されているとのこと
現在も朗読舞台として続いているようで人気を感じるし、
知る人ぞ知る作品なんだなと
今回絵本+朗読CDを通して知ることができてよかった。
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