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息子を見てくる周りの目がすごく怖く感じる、『発達障害児の父の気持ち』。

下の息子は発達障害児です。

下の息子は歩けるようになったのが遅かったのもありますが、保育園児の頃はどこかに買い物に行っても、騒いでしまうし、声を出してしまうし、勝手にどこか行ってしまったりしてました。
(あ、ちなみに小学生になった今もです。
コロナ禍になってからは妻が買い物中に下の息子とドライブか、自動ドアを一緒に車から眺めてるかをして時間を過ごしています。)

保育園児の頃はうろちょろして騒ぐ息子が動線を妨げて邪魔をしてしまって、すれ違う人たちに「すみません、すみません」と謝ってばかりいました。

世の中にはそりゃあいろんな人がいますよね。
笑顔で見てくれる人もいれば、『どうした?』って見てくる人もいるし、確実に嫌悪として見てくる人もいる。

息子を見てくる周りの目がすごく怖く感じる。

ほんと、どっと疲れる。
もうね、病むよ。
具合悪くなって車の中で寝てたこともあるくらい(その時は妻に代わりに車を運転してもらった)。

『周りに迷惑かけないように』と思っていても、どうしても迷惑がかかってしまう。
4歳までは『かわいい』って通るかもだけれど、保育園児では体も大きくなってきてるからやっぱり『あの子どこかおかしい』って見られるのかな。

いや、そう見られることに自分が恐怖を感じていたのかもしれない。

え?今?今はね、僕も図太くなったよ。

まず周りの人に目線を合わせない、「すみません〜」って言いながら息子を横にサラリとかわす。息子にも「ちょっと待ってねー、今、人が通るから止まろうかー」なんて言ってみる。
息子も大きくなったからちゃんと聞いてくれる。保育園児の時は『なんで?』と人が居ようが関係なく我が道を行っていたから、言ってることを理解できるようになって気持ちも楽になりました。

前と今と変わらないのは『必死』ということ。

変わったのは、周りばかり気にしてたのが、周りの目を気にしなくなったってこと。まぁ多少は気になることもあるけれど、息子を通してその人を知ることができると思っていろんな目があるのは仕方がないことだと思おうと、視線を流すことができるようになりました。

成長できたのかな。

「障害のある子を持っているご家族のみなさんは、『周りに迷惑かけるから』って外に出れないのかな?」って妻と話して「息子みたいな子がもっと社会に出て行くべきだ」とウチの家族は積極的に外に出るようにしました。
何より息子はアウトドアで外に出たがりだから。

と言っても今はコロナ禍、外に出るにもドライブしてトイレに寄らずに帰ってくるくらい。
お散歩は寒くてできない(僕が)。

息子には色々教えてもらっています。
自分も親として成長できていけたらいいな。

そして世の中がもっと優しい世界になったらいいな。

って思っています。

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