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昨日は、近所の小学校で読み聞かせをしてきました。

幸せな時間。

流行病で休止した後、プロジェクターを使っての読み聞かせに移行。
最近は、クラスによっては、本を持って読むスタイルもOKということだったので、なるべく絵本そのものの魅力を伝えたいので『その方がいいな…』と先生に伺ったところ、「どちらでも」というお返事でした。後ろの席の子に「見える?」と尋ねると、「見えない」という声が返ってきたので、結局はプロジェクターに映して読みました。
(体半分横になってしまいました(泣))

慣れると子どもはその方が見やすいと思うのかもしれません。でも光ってしまったり、本来その本の持つ良さが無くなってしまうので、次回は聞かずにそのまま読もうと思います。4年生なら“声”だけで充分わかる年齢だろうし、想像することもまた良いのかな…と。


読んだ本は2冊。まずは、こちら。

レイチェル・ブライト文
ジム・フィールド絵


女優の安藤サクラさんが翻訳された本です。

(内容)
からだが小さいネズミの暮らしは、誰にも気づいてもらえず、踏んだり蹴ったり。一方、からだも声も大きいライオンは、みんなの憧れ。ある日ネズミは自分も吠えることができれば、みんなに気づいてもらえるとひらめきます。ネズミは吠え方を教えてもらうために、勇気を出してライオンに会いに行きます…。
つよくてやさしい心を育てる絵本です。


2冊目は『ハナはへびがすき』。

蟹江杏 作


(内容)
ハナはいきものがすき。
へび、コマルハナバチ、カエル、トカゲ、ミミズ、クモ、コウモリ…。
ハナがすきないきものは、きもちわるいとか、へんとか言われる。それでも、どうしてもみんなにあわせたくて連れていったところが…。
だれにもわかってもらえないとがっかりしていたハナのところに、ハルという女の子がやってきて…。
とても素敵な本です。

子どもたちも楽しんでくれている様子でした(良かった♡)。


読み聞かせの後、メンバー内で絵本紹介があります。私が選んだ2冊はみんなにとって初めてのようでした。

嬉しかったのは、その後のグループライン。「ハナはへびがすき」の内容紹介の後、

意外だったのは、読み手のほう!
まさかの読み手さんがハナでした。

近所で発見したトカゲやヘビのエピソードなどもちょこっと添えて、グループラインに書いてくださいました(笑)。

因みに記事にしています↓



ついでにこちらも↓



実は少し時間があったので教室でも話したのですが、先生が一番驚いていました(笑)。

絵本紹介の場では、「見かけとのギャップが…」という声や驚きが(笑)。


どうもワタクシ、フツーに見えるらしく、フツーに扱われることが多いのです。そういう時は、「そうですね」と相手に合わせるのが常。

内心『違うんだけどなあ…』と思っても、『戦ってもしょうがないし』と穏便に収めます。あらゆる場面で、そういうことが多く、割合としてはしんどいことの方が多かった気がします。

今回のように好意的にとってもらえると、とても嬉しくなります。
しかも、その時飛び交ったひと言に「ここでは多数派?」の笑い声も。「うち、トカゲ飼ってます」という人もいました(笑)。

やっぱり、自分が好きなことをしている場所って、なんとなく同じような人たちが自然と集まる場所なのかもしれません。〈マイノリティ〉がそこでは〈マジョリティ〉だったりして(笑)。『居場所って、こういうことなんだなあ〜』と改めて思いました。


特に、規格外の自覚のしっかりあるワタクシ(笑)。外見とのギャップで規格内認定されることが多く、戸惑ってきた60年(もうすぐ笑)。
争うことを好まない性格ゆえ、自分が自分でないことも多かったナ。


小学校の頃からハナで、道に死んでいたヘビをみんなは怖がって避けたけど、「えっ?もう死んでるから大丈夫だよ」とつまみ上げ、「ほらっ」とみんなの方に差し出したら、男女とも逃げ出したっけ(笑)。


でも、還暦前になって、みんなが好意的に受け留めてくれる場所があるなんて(笑)。


なんだか不思議。

そして、とても嬉しい気分です(笑)。


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