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「散歩屋ケンちゃん」舞台挨拶☆野寄聖統

いしだ壱成さんと石田純一さん親子の初共演映画
銚子電鉄さん開業100周年作品。「散歩屋ケンちゃん」

監督は映画「電車を止めるな!」の原作者 でもある 寺井広樹さん。


映画自体は「親子の再生」をテーマにした。人間ドラマなんですが、
今回、野寄もセリフをいただいて、共演させていただきました♪


映画撮影の現場、そして俳優さんって凄いですね。
自分はストーリーに関わってくるような役ではありませんでしたが(笑)
俳優さん達は完成した後の映画全体を見たわけでもないのに、ストーリーの柱としてそのシーンだけの演技で全体につながる役柄を演じ切る。撮影現場でも台本には記載のない描写や感情表現、本番中には台本にない予想外のアクシデントもそのまま演技のネタにして撮りきる。
エキストラも含めて、音声、照明、メイク、衣装、セット関係、助監督や色んな裏方さんとその場限りのチームの時もありますが、皆さん、監督さんや俳優さんの意見を合わせて良い作品をつくるために、全体像を共有しながら一緒に創っていく。数分のシーンの為に、半日かけて何回も撮影します。皆さん本当にすごい集中力と機転の利く柔軟さ!
そんな、ワクワクした撮影現場から、今回自分のワンシーンも楽しみにしながらの鑑賞♪

すごい人間ドラマの凝縮されたストーリーで、冒頭から引き込まれました。
登場人物のそれぞれの人間模様や過去の過ち、その現実をどうとらえ、どう活かしていくのか。一度見終わっても、「この時この人はどんな心情やったんやろ?」また違う観点で気付きがあるので何度も見直したくなります。色んな登場人物はいますが、少なからず自分の中にもある過去の傷や今も気にしているトゲ、人間関係の葛藤や許し。
鑑賞中、客観的に自分とも向き合える時間にもなりました。
最後の漫画のシーン、色んな意見はありますが、自分的にはすごく良かったです。あのシーンを同じような境遇の石田純一さんといしだ壱成さんのリアルなドンピシャの親子以外のキャスティングで親子で演じると最後のシーンなのに違和感が残るかもしれません。

映画の冒頭から、出て行ってしまった父親をケンちゃんは憎んでいますが、あの漫画で、父親との少ない思い出を忘れないように、ずっとキーホルダーと一緒に握りしめていたのも理解できましたし、きっと「この時間が最後なんだ。」と分かったうえで、元気に浜辺を走るケンちゃんをみて、色んな思いが溢れた涙をごまかす父親の描写は、漫画でとても伝わってきました。
自分も母子家庭で育ったので、息子としての気持ち、男としての気持ち、親としての気持ち、父親としての気持ち。色んな部分で共感できました。感動しすぎて2回目の鑑賞しようと思っていたら、寺井監督から「出演者として是非に」とのことで、なんと映画の舞台挨拶をさせていただきました♪とんでもない重要な役割(笑)凄い機会をいただいて、ありがとうございます。


プリンカレー(笑)


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