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SCAMPERフレームワーク

アイデアや解決策を生成するための創造的な問題解決技術として知られているSCAMPERフレームワーク。
なんとなく「オズボーンのチェックリスト」の発想専用バージョンみたいに思っていましたが、きちんと理解しておいた法が良いかなと思ったので、まとめてみました。

SCAMPERフレームワークとは

SCAMPERの名称は、以下の7つのアクションの頭文字をとったものです。

  • Substitute(置き換える):何かを別のものに置き換えてみる

  • Combine(組み合わせる):複数の要素を組み合わせてみる

  • Adapt(適応させる):他の場所や状況に合わせて変化させる

  • Modify(変更する):大きさや形、色などを変更する

  • Put to another use(別の用途に使う):新しい目的やニーズに応えるように使い方を変える

  • Eliminate(削除する):不要な部分や機能を取り除く

  • Reverse(逆転させる):順序や方向、立場などを逆にする

既存の製品やサービスについて、上記7つの操作をすることで、新しい着想、アイデアが生まれます。

SCAMPERの事例

SCAMPERフレームワークのそれぞれのアクションを事例で説明すると次のようになります。

  • Substitute(代用する):
    モスバーガーのライスバーガーは、ハンバーガーのバンズを米飯を圧縮したものに置き換えた商品です。

  • Combine(組み合わせる):
    スマートフォンは、携帯電話とパソコンを組み合わせた製品です。

  • Adapt(適応させる):
    フリーズドライコーヒーは、コーヒー豆を冷凍保存することで鮮度を保つ商品です。

  • Modify(修正する):
    ダイソンのサイクロン掃除機は、吸引力を強化し持続させることで従来の掃除機を改良した製品です。

  • Put to other uses(転用する):
    ワークマンプラスは、職人向けの作業服を一般向けに転用した店舗です。

  • Eliminate(削減する):
    Amazon Goは、レジをなくしたことでお店の運営コストを削減したサービスです。

  • Rearrange・Reverse(再編成する・逆転させる):
    逆さ傘は、従来の傘とは逆に畳めるようにした製品です。

SCAMPERの手順

SCAMPERフレームワークを使用する場合、以下の手順で進めます。

  1. 改善したい商品やサービスを明確にする

  2. それぞれのアクションに沿って、可能なアイデアを出す

  3. アイデアを評価し、実現可能なものを選ぶ

  4. 選んだアイデアを具体化し、プロトタイプやテストする

  5. フィードバックを受けて、改善点を見つける

これは日本的なカイゼン(改善)と似た手順ですね。

参考資料:カイゼン

ちなみにカイゼンの手順は以下のようになります。

1. 現状の把握
2. 問題点や無駄の特定
3. 原因の分析
4. 改善策の立案
5. 改善策の実行
6.効果の検証
7. 標準化

(注意!)カイゼン(改善)は、現状の問題点や無駄を見つけて小さな改善を繰り返すことで品質や効率を高める方法であり、発想法であるSCAMPERフレームワークとは目的が違います。

オズボーンのチェックリストとの違い

SCAMPERに似たフレームワークとしてオズボーンのチェックリストがあります。
「SCAMPER」と「オズボーンのチェックリスト」は、どちらもアイデアを発想するためのテクニックとして使用できますが、いくつかの違いがあります。
まず、「SCAMPER」は、既存のアイデアに対して7つの操作(置き換え、組み合わせ、適用、修正、別の用途、除去、逆転)することで、新しいアイデアを生み出す方法。
一方、「オズボーンのチェックリスト」は、想定された質問や視点を提示することで、問題や課題に対して多様なアイデアを考える方法です。
「SCAMPER」は、主に製品やサービスの改善や開発に向いていますが、「オズボーンのチェックリスト」は、より幅広い分野や状況に適用できます。
「SCAMPER」と「オズボーンのチェックリスト」は、目的や環境に応じて使い分けることが重要です。

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