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本棚:『自分を好きになりたい。』

わたなべぽんさんのコミックエッセイ。「やめてみた」シリーズが好きですが、こちらは「自己肯定感を上げるためにやってみたこと」。幼少期のつらい思い出とも向き合って、さらにはそれを描く、というのは大変だったんじゃないかなと思います。
子どもの頃の周りからの刷り込み、というのか、呪いというのか、後々まで影響するから、子どもの成長に関わることって、ものすごく大事なんじゃないかと思います。子どもの頃だと、まだ色々と未熟で自分の思ったことをうまく表現できないことは多々あると思うのですが、表面的な所だけで判断されてしまい、その評価を受けることで、自分自身も「わたしって○○だから」と思い込んでしまう、ということは結構ありそうだなと思いました。
私の場合、自己肯定感が低いと思うのは、褒められるのになれていないこと。素直に受け取れずに、普通はそんなことできて当然だよ、と本当は思ってるんじゃないか?とか、褒められた(いいことがあった)後には、悪いことがあるんじゃないか?と思ってしまうクセがあります。褒められたら、それ以上でもそれ以下でも、裏も表もなく、素直に「ありがとう」と思えれば、どんなにラクだろう…と思うのですけど。
でも、きっと自己肯定感の低い人はいっぱいいて、それでも徐々にうまいこと折り合いをつけて生きている人が大多数なんじゃないかと思うんですけど、どうでしょう。


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