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本棚:『悪の脳科学』

図書館でタイトルに「ん?」と思って手に取り、パラパラとめくってみれば『笑ゥせぇるすまん』の漫画がちらほら載っていて、気になって借りました。小学生の頃『笑ゥせぇるすまん』のアニメが好きで、このアニメを見るために頑張って寝ないで起きていた記憶があります。
子どもの頃、なぜ好きだったのか、どこに惹かれたのかはうまく説明できないですが、それでもまだ子どもだったので、深刻には受け止めていなかったと思います。でも今読んだらきっと、これ(=喪黒福造に騙されるターゲット)って私かも?とゾッとするかもしれません。
自分は、「騙す」側か「騙される」側かと言えば、間違いなく「騙される」側だろうなと思います。でも、「コンプレックス商法」という言葉を知って以降、だれにでもコンプレックスはあるよねと思うようになりました。喪黒福造の言葉なら、「ココロのスキマ」は誰にでもあるわけで、そうだと知っているだけでも、少しは騙されにくくなるんじゃないかなと思います。
高校の頃、授業中の雑談で、占いは誰にでも当てはまることを言っているだけ、もしくは「違います」と言われても、「あなたは知らないだけで実はそうなのです」等とうまくかわせると先生が言っていたのが、妙に頭に残っています。占いは人生相談と一緒で、背中をちょっと押してもらうだけのもの、のめり込むものではないと思っています。でも、「なんでこの人、こんなに私のこと分かるの!」って思ってしまう場合もあるんだろうなと思うので、危うきには近づかないようにしています。


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