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本棚:『ハートフル・ラブ』

乾くるみさんの代表作と言ったら『イニシエーション・ラブ』でしょうか。「イニシエーション」の意味を知らなかったのですが、今回の「ハートフル」は分かるよ!と思っていたら、表紙に"THE HURTFUL LOVES"と。そっちの意味でしたか…。というか、心温まるといった意味でのハートフルは和製英語で、英語では heartwarming が一般的だそう。
本作は短編集でして、『夫の余命』と『なんて素敵な握手会』は既読だったので、答えを知った上での再読。注意して読みました。
消費税に関する話が2つありまして、消費税8%とか10%とか、計算ややこしいよね…というのはよく思います。スーパーなどでは、税抜き価格の方が大きく表示されていることが多いと思うのですが、108円とあると、税込み108円だと思いそうになっちゃって、紛らわしいです。ポイント還元率まで考えて、どっちがお得?だなんて計算したら頭がこんがらがるので、必要のないものは買わないというのを第一に考えるようにしています。
消費税導入の時、子どもながらにも3%は高い!と思って、うまい棒を買う時は、まとめて買っちゃダメだなと思った記憶があります。ちなみに消費税導入以前に物品税なるものがあったことは、小説で知りました。子どもだったので全く縁がなかったでしょうが、一方、消費税は一律だからなぁ。どっちがいいんだろう。


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