映画『ザ・ホエール』の感想ととりとめもないエッセイ
あるレストランのキッチンで働いていた頃、休憩時間に談笑しながら私は言った。「動けないくらい大きくてぶよぶよの体になりたい。そうすれば、何もしなくても怒られないから」。
私にいつも良くしてくれたおばさんはそれを聞いて、えーそれおかしいよと言い、同意を求められた少し年下の女の子も苦笑いをして頷いた。
でも私には、私の言っていることが分かった。私はもうあの時、疲れきっていたんだと思う。誰にも何も期待してほしくなかった。家に帰って好きなものを食べたい気分だったし、やろうと思えばそれが