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ネパール ランタン谷トレッキング2018-19年末年始

ネパールのトレッキングは3回目になります。今回は寒い日が多く行動中もフリース、ジャケット、手袋着用が多かった印象です。ランタン谷は、2015年の地震で多くの建物が倒壊し犠牲者も多数出たところ。

ランタン村は、従来の街は岩塊に埋まってしまい、残されたエリアに新たなゲストハウスが建てられています。補助金が支給されており、ソーラーパネルによる電気と温水さらにWiFiも完備されて快適に泊まれる。

キッチンには大量の食器と圧力鍋(標高が高いので)。調理は薪が基本でガスコンロも設置されている。

ランタン谷最奥のゲストハウス、キャンジンゴンパもランタン村と同様に新しいゲストハウスが建てられ、電気、WiFiが使える。気温が低いために、夜間、早朝(昼くらいまで)は水は凍りやや不自由。


前半のハイライト、ツエルゴリ( 4984m )に登る。日差しが出てからの行動を勧められて、9時前の遅いスタート。ガイド有無は半々くらいだろうか。ランタン谷トレッキングで抜きつ抜かれつしているうちに知り合いになった人たちが皆、ツエルゴリを目指して登る。標高差1200mを約6時間掛かり、山頂到着。時刻15時を過ぎている。風が強く寒い。ダウンを着込み、食料を補給してしばし写真を撮る。ランタンリルン、ヤラピーク、ドルジェラクパ、ガンチェンボなど。



16時前に下山開始。約3時間で安全地帯まで下るが、すっかり陽が暮れてヘッドランプで歩いていると、キャンジンゴンパの宿で知り合った現地ガイドが帰りが遅いのを心配して探しに来てくれていた。

キャンジンゴンパを後に、後半のトレッキング、ゴサインクンドへ向かう。

途中のラルビナは絶景スポット。ランタンの山々を間近に、ガネッシュヒマール、遠くマナスル山群を眺める。

さて、ゴサインクンド。ここは、ヒンズー教の聖地の一つ。いくつも湖が点在しているが、冬季なので皆凍結している。

湖上の散歩を楽しみ、ランタン谷からここまでのトレッキング共にした人々と年末年始を過ごし、明日からは峠越えでお別れ。


ラルビナ峠を越えてヘランブー地域へ踏み込むと、静寂のトレッキングに変わる。1日の一組のトレッカーと合うかどうか。ほぼ一人旅が続く。

ゲストハウスは素朴なシェルパが営み、客が居ないのでキッチンで暖をとりそのまま食事をいただく。主人が飲むチャンを分けてもらったりと山深い宿の暮らしに触れる。

主人のチャン(どぶろく似)を味見


最終日、13日目はシプリン(標高2170m)。ローカルのWiFiが使えて、久しぶりにネット環境を確保。ここの宿は、家族、親族、友達が協力して生活を営んでいる。ネパールの餃子、モモを頼むと3人掛かりで皮を作り、具を刻んで圧力鍋で蒸す。

モモはニンニクがタップリ入っており大変うまい。

シェルパの食事を分けてもらった。発酵したシュシュという麹のようなものをベースにニンニクなどの野菜を入れてスープ状にしている。臭いが強いが美味しい。


シプリンから先は、トレッキング道は車道となっている。カトマンズ近郊まで徒歩で向かう予定であったが、後ろからバスがやってきたので乗り込む。

バスは人以外にも牛乳、木材、家畜などなんでも積み込みます

激しいオフロード道を揺られて、約4時間でカトマンズ到着。長旅が終了しました。

予備日が残ったので、カトマンズ近辺のバグダプルを観光

路線バスでカトマンズから約1時間。料金は30円くらい。2015年の地震で歴史的な建造物が壊れていましたが、だいぶ復旧が進んでいます。

演奏大会で賑わっています

ズーズータウ(ヨーグルト)は新鮮でコクがあって美味しい

現地食、ネワリフード各種も美味しくいただきました

友達の家も再建中。家族、親族11名で4階建の家に住む予定だそう。

観光客で賑わっています。

ネパールは、5年前から年末年始の時期にいずれもトレッキングメインで3回来ています。皆親しみやすく、困ったことがあると親切に対応してくれる。昨年の台湾旅行でも同じように感じました。見習いたいところです。

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