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ぶれるから苦しいのか、優先すべきはなにか

苦しい、胸が苦しくなる。それはなぜ?何が私をそうさせる?

自宅外での昼食準備の負担

夫は夜勤のある仕事をしている。今日は夜勤明けで朝帰ってきて、昼過ぎまで家で寝る。必然的に長男を連れてどこかで時間を潰さなければならない。
最近出費が増えている。家の中で食事を済ませられるのならいいのだが、何か昼食を準備して家をでなければならない。自分だけならなんとでもなる。ホームベーカリーで焼いたパンをチーズトーストにして、コーヒーと豆乳とあとは焼きいもやバナナで済ませてしまう。

長男が好きなパンの日の給食だったのに

今日の給食は週に一度のパンの日だった。長男はパン派だ。長男の昼食を考えるのも面倒だし、外食もしたくなかったので給食を食べに行ってくれるよう声をかけた。
今日の給食のメニューを読み上げる。一品、長男の食べたことのないメニューがあった。それがいやだという。「残すかもしれないから」先生残してもいいって言ってたよ。「でもシールがもらえない」(長男のクラスでは給食を完食するとシールが貼ってもらえ、一定数貯まると大きなシールが貼ってもらえる)
シール?今更?シールがもらえないなら給食を食べる意味が無いとでもいうのか。それともシールをもらえない自分ではダメなのか、シールがもらえない自分を受け入れられないという事なんだろうか。

『頭では』わかっている

好き嫌いがあってもいいと頭では思う。それでも日々用意する食事にあれはいやだこれはいやだと注文を付けられると何を準備すればいいのか、準備したものは食べてくれるのか、今から別の物を用意しなければならないのだろうかと心は苦しくなる。
学校に行っている間は夕食の一食だけで済んでいた。それが今は昼食夕食の2食、ストレスが2倍である。

結局長男は給食に行くことは無く、休む連絡をした後にほっとしたような安心したような顔で「おかあちゃんだいすき」と言ってきた。これでよかったのかな、きっと。自分自身もうよくわからない。そういわれても素直に喜べない自分がいる。

子どもの好きなものしか出さなかった夕食なのに

いつもの事だが夕方には疲れていた、夕飯のメニューを考えるのも面倒で、夫も今夜は居ない。もう子ども達は肉まんにしよう、せめてもの野菜で長男が大好きなほうれん草ののりあえをつけた。これは鉄板、絶対に食べてくれる。
夕食中次男が肉まんの中身を皿に出して外側から食べ始める。しかしこれはいつもの事、ハイハイまたか。そこへ長男が「なかは何が入ってるの?」ん~お肉と、玉ねぎと、タケノコ…かな。「…もうごちそうさまする」とほうれんそうと肉まん半分だけ食べた長男、皿の上には肉まんがまだまるまる一つ残っていた。
中身を丁寧に教えた自分を呪った。タケノコか、そうか、君タケノコきらいだったね。もうどうしたらいいのかわからない、さっきまで普通に食べてたじゃないか、なんなんだよ、肉まん好きじゃん、タケノコって聞いただけで食べられなくなるのか、もう食卓に何を出せばいいの。
いつもと違うメーカーだったからタケノコが入っていたのかと思ったら、いつも食べているメーカーの肉まんにもタケノコは入っていた。いつも食べてんじゃん、タケノコ。


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