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公文体験日記

「けいさんすきー」と、お友達に足し算を教わったみたいで、いつのまにか10までの足し算ができる様になっていた、うちの子。

「もんだいつくってー」とせがまれても時間がなくて作れずにいたら、自分で問題を作って回答してた。

「ママ、まるつけしてー」と丸と100点をつけると嬉しそうな顔をして、次の紙に問題を書き始めていた。

手書きの足し算プリントを作ってあげたら、どんどん解いてしまって、プリント作成が追いつかず、100マス計算をさせたり、ネットから足し算のプリントを印刷してあげたりで乗り切っていた。

そしてある日、「ママー、くもんいきたい」と突然言い出した。
お友達が公文に通っているそうだ。

私も子どもの頃、通ってみたかった公文。自分のペースで先取り学習が出来るのが羨ましくて仕方がなかった。

「よし!体験に行こう!」

見学のつもりが体験初日に

公文の無料体験をググったら今はやっていないようだったので、見学だけでもと近くの公文に見学を申し込んで子どもと見学に行ってみた。
見学は近くの公文に直接メールして申し込んだが、返信内容が呆気ないメールで、この先生大丈夫かな?と少し違和感を覚えた。
田舎の先生はこんなもんか。と言い聞かせ、とりあえず見学に行った。

きちんと案内してくれるのかなと思ったら、いきなりここに座ってと一番前の席に座らされ、学年と足し算できるかを聞かれてすぐに問題のプリントが渡され、子どもは何の心の準備もなく回答させられた。
私は訳が分からず、とりあえず子どもが一生懸命問題を解いている姿を見ていた。
そこの主の先生が他の子の丸付けをしながら、所々で私に話しかけ、
「本当は体験は2週間の4日あるんだけど、年末であと2日しかないから体験は3日で終わりになります。」
「今すぐ申し込みをしても良いし、最終日の3日目までに回答を下さい。」
見学のつもりだったけど、どうやら体験初日にさせられていたようだとその時に気づいた。
メールの返信に書いておいてよ。。。

「本当は2年前には来て欲しかった。今からだと遅いんです。
 なので今すぐにでも始めないとです。」
「英語は他の所で習っているんですね。英語もこちらに切り替えた方が送り迎えも楽だし、公文の教材で勉強すれば◯◯までに英検◯級が取れます。」
などなど、ぐいぐい言われた。

何とか状況を受け入れ、公文の雰囲気を観察し始めた。
うちの子は体験初日の学力診断のプリントは楽しそうにやっていた。
私も後ろから眺めてみていたが、できていると思っていても意外とできていない足し算があったりで、さすが公文の教材だと思った。
国語をやって算数をやって、英語もやって、1時間ちょっとだったかな。

けど、主の先生が怖すぎる。
他の先生への指示の仕方が恐ろしい。他の先生もビクビクしながら働いている様に感じた。
先生に対してだけではなく、生徒に対しても怖い。
昭和の厳しい先生なんだと思えばそうなのかもだけど、私は怖くていたたまれなくなった。

帰り際にやっと、主の先生から子どもへ励ましの言葉があった。
「帰ったらお父さんに褒めてもらってね。」
入る事に決めたわけではないので、特に何も反論せずにスルーした。
うちはお父さんいないんだけどね。
習い事始める時にいちいち説明しないといけないのが面倒臭い。

まっ、子どもも楽しそうに解いていたし、教材はいいし、無料体験だし、2日目も行こうと思った。

体験初日の後

体験初日の後の宿題は1日分だけじゃ足りなくて全部やろうとして困った。
いい感じだった。

体験2日目

「今日は公文の日だよー」と私が言うと、
「やだー!行きたくなーい!」と言われてしまった。
どうしてか聞いてみたら、「だって先生が怖いんだもん。」と。
私がばあばに怖かった〜と言っていたのを聞いてしまっていたのかな。。。と反省。
それとも怖いと感じ取ったのかな。。。

体験二日目。
特に嫌がる様子もなく、同じ様な問題を解いていった。
英語は簡単だったらしく特に嬉しそうにやっていた。
二日目は1時間も経たずに終わった。

体験2日目の後

宿題を嫌々するようになった。
1冊(10枚)をやるのに40分。。。
子どもはふざけて適当に字を書くし、子どもも私もイライラでとっても嫌な時間をほぼ毎日過ごした。
宿題は毎日1冊づつなのだが、毎日はできなかった。

段々難しくなってきたからかな?それとも嫌になったのかな。うちの子には合わないのかな。
昭和の厳しい先生に慣れてもらう意味でも、嫌がってもまずは通わせてみようかな。
う〜ん、どうしよう。。。

体験3日目

続けるかどうかの意思表示をする日。
子どもは英語だけやりたいと言ったけど、費用的に算数だけお願いすることにした。
1教科自学自習で7150円。正直高い。
「国語はやらないの?ダブルで働いているんだから大丈夫でしょ〜」と言われた。
これはチャンスだと、「シングルなので厳しいんです。」と回答した。
それ以上は何も言ってこなかった。

算数だけにすると伝えた所、その日は算数だけやる事になった。
30分くらいで終わった。
年末年始に入るからと、10日分のプリントを貰い帰った。
10日分。。。気が重い。。。

体験終了後の10日間

年末年始休みに被っていたので、子どもに掛ける時間はたっぷりあった。(家事はそっちのけだったけど)
宿題をやらせるのがとても大変だった。
もちろん毎日は出来なかった。

宿題に対する進歩

途中諦めて、ママが答えを教えてあげるからそのまま書いてと言って無理やりやらせた。
でも、分かる問題は自分で解きたいようで、結局ほとんどを自分で解いた。
とはいえ、1冊に1時間。あの手この手。
公文には15分で解けるようにと言われている。
やる気になれば15分で解けるレベルだ。

ある日は私が逃げ出したくなって、ママはお買い物に行ってくるからばあばに見て貰ってと、ばあばに宿題の相手を押し付けて出ていった。
30分くらいで帰ってきたら、もう終わっていた。
15分で出来たそうだ。
どんな風にやっていたのかは本当の所は分からないけど、ばあばに答えを教えて貰ってやったみたいな事を後で言ったりしていた。
でも、15分で終わるなら全然いい!

一度ばあばを挟んだお陰で、あーだこーだ言いながらも、30分くらいで終わる様になった
前日にやっていない場合は、2冊を1時間でやらせたりもした。
少し進歩した。

近所のママさんの評判

途中、近所のママさんとお話ができる機会があり、公文の先生の事を尋ねた。
入会する事にしたと言ったら、「あらー。」(やっちゃったねー)と言う反応だった。

ママ1「うちの子勉強嫌いになっちゃってさー」
ママ2「なかなか辞めさせてくれないんだよねー」
との事。

やっぱり私が感じた違和感は正解だったんだ。。。

入会後の初日

少し嫌がる子どもを無理やり連れて公文の教室へ。
好きな時間に行っていいのがありがたい。
しかもめちゃくちゃ近いのでそのうち子どもだけで行かせるのもありだ。

20分くらいだと思いますが、終わったらワン切りしますので家で待ってて下さいと、優しい先生に言われた。
怖いのは主の先生だけで、他の先生は優しい。
私はその時間、ウォーキングをする事にした。
1人の時間はなかなかないから有難い。

なんだかんだ40分後位にワン切りがあった。
すぐに向かった。
子どもは特に嫌そうな顔ではなかった。

テストをしたみたいで、もう少し早く解けるようにと、もっと落ち着いて取り組めるようにと主からのアドバイスがあった。
そうなんだよな。家でも歌を歌いながら解いたりして落ち着きがないんだよな。
集中して!時間測っているんだよ!と言っても効果なし。逆にイライラされてしまうのであまり言えず。
終わったタイミングで、「歌ったりしないで集中して解いた方が早く解けるよ」とさりげなく一言言うのが精一杯。

私にはなぜ歌を歌いながら解くのか分からない。
私は集中して解くタイプ。音楽を聴きながらとか出来ないタイプ。
けど、音楽を聴きながらだと集中できる人もいるしな。そういうタイプなのかな。
そういえば、鼻歌歌いながらプログラミングをする超優秀な後輩がいたな。
そういう人もいるのかな。
公文のあの先生には怒られちゃうと思うけど。。。

最近

問題を15分で解いたり、11分で解いたり、つい最近は10分で解けたり。
本人も時間を気にして取り組めるようになった。
とは言っても、解いている最中の歌や体を揺するのは止められていない。
途中で時間を測っている事を忘れて、歌や体の揺さぶりに気を取られてしまう事がある。
あれー?うちの子は普通の子だと思ってたけど、何かあるのかな。。。
と、今更ながら心配したりしている。
公文効果でだんだん落ち着くようにならないかな。。。

少しずつだけど、変化が見られるので、もう少し続けてみようと思う。
何となく、算数は公文の算数でやるよりも、そろばんの方が良い気がする。
公文は繰り返し学習することで、足し算や引き算を暗記するものらしい。
暗記よりも、そろばんの玉のイメージで計算の方が良い気がする。(私は少しだけそろばんをやっていた)
そろばんなら暗記じゃないから小学生でも3桁の暗算は出来るようになるし。
公文の国語の問題はとても良いらしい。体験の時の2日分では教材の良さは分からなかったけど、やってみると良さが分かるかも。
公文は国語に変更(または辞める)して、算数はそろばんにお願いするのもありだな。

よし、そろばんに見学に行こう!
そろばんの方が月謝安そうだし、初歩なら私も教えられるし!
明日、そろばん見学に行ってきます。

習い事最適化はまだまだ続く。。。



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