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5回目の個展を終えて

5回目の個展「アタッチメント」が9/15に終わりました。来てくださった方々はもちろんのこと、日ごろ応援してくださっているすべての方に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

今回は個人的ミニ回顧展となりました。5年間のオーダー作品についてだけでなく、自身の創作の動機や姿勢についてもです。

振り返ればこれまでは「絵を描いて表現したいし、ちゃんと展示もしたいし、売り上げも出したい、でも作品について深く突っ込まれるのは嫌で、自身の考えを深堀りするのにもためらいがある」というような、良いとこ取りをしたがる、臆病な姿勢で展示に臨んでいたように思います。作家業も始めて短くはないのに恥ずかしい話ですが...。

今はそういう抵抗感が完全に払拭出来たわけでも克服出来たわけでもないですが、自分を知り自分をオープンにすることと絵を描くこととが、以前より同じ向きを同じ速さで動くようになったというか、だいぶ自然な感覚になってきました。

しかし在廊してみて分かったのは、展示の解説ボードはあまりみんな読まないということです!せっかく用意した文章ではあるのですが、逆に言えば書くことをそう恐れることはないのだなとも思いました。何より自分の頭が整理されるので、来た人に作品の話をちゃんとすることが出来ます。

次の個展ですが既に予定は決まっていて、2021年2月に銀座で行われる予定です。会期の都合上、今回も出した作品がいくらか被ってしまいますが、目玉として100号(1300mm × 1620mm)の大作を出す予定です。学生時代以来の久しぶりの大きな絵です。これまでにないスケール感を味わいたいし、お届けしたいです。

今後ともどうぞ応援の程、よろしくお願いいたします。

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