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久々に画像生成AIを触ったが...

あれから約1年半。

初めて画像生成AIに触れたのはおととしの夏だった。

AIがクリエイターを駆逐するかもしれない…なんて未来が語られ出し、どれどれじゃあこれで自分の作風を再現出来るだろうか?と思い、触ってみた。midjourneyトライアルのたった25枚であったが、再現どころか動物をろくに描画出来ないというレベルだった。うさぎの耳が4本とかになっていたのだ。

もちろん当時でもクオリティの高い作品はもちろんあり、AI作品が美術展のグランプリになってしまったというニュースもあった。とはいえ人物や風景に比べると、動物は苦手だとされていた。ご覧の通りだ。
midjourneyをはじめ多くの生成AIにおいてプロンプトで日本語が使えず、思い通りに動かすにあたってはその点もかなり不便であった。
時を同じくしてAIピカソなどのスマホでも使えるような画像生成アプリも乱立し始めたため多少触ってみたのだが、やはり精度が低いのか不気味なクリーチャーや雑コラみたいなシュールな画像が出来上がってしまうことが多かった。

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しかし、それが現在はこうである。

これはChatGPTのDELL E-3を使った。
いやはや恐ろしい進歩の速さ。正直言って、描写力で自分は完全に負けているだろう。質感はさることながら、骨格もパッと見は大きな破綻は無い雰囲気で完成している。
プロンプトも特に複雑というわけではなく、会話形式で日本語を入れれば難なく飲み込んでいくので、随分と楽である。

パッと見のクオリティが高くとも、自分の考えている表現をやれるかというとそれは無理そうなのだが、現時点での話に留まる。
1年半でこの進歩なので、ちょっと先は読めない。

画像生成AIは権利関係などの懸念があり反発するクリエイターもいるが、正直言ってもう勝ち目のない戦いに突入していると思う。
少子高齢化で人口減少の真っただ中、これから人が減っていくことは確定的で、無人化、効率化、そのためのAIの発展はどの分野でも急務だろう。クリエイティブ職だけが例外的にそれを免れるということはない。きっと時代がそれを許さない。
アナログ絵描きは過去のデジタル隆盛で既に時代の洗礼を受けた後なので、これからのAI隆盛で激しい淘汰圧に晒されるのは恐らくデジタル絵描きになるだろう。そういう意味では、2周遅れの自分は割と楽観的に構えてはいる。活用については絵よりもプログラミングへの期待が大きい。今年も時間を作って触れていきたいと思う。

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オマケ

こちらはプリンセス風のハムスター。軽い気持ちで投稿してみたところ、このシリーズはやらないんですか?と聞かれた。うーん。確かにけっこう魅力的ではあるかもしれない…。しかし軍隊との統一感を図るのが難しい。上下関係が出てきてしまうのは横並びを是とする軍隊のポリシーに反するので、こういうテイストで何かやるとしたら全く新しい別の屋号で始めると思われる。

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