ゲームの祭典BitSummitで今年出会った超面白いゲームの話

 BitSummit とは、京都で行われるインディーゲームのお祭り。たくさんのゲームが展示されていて、その場でDemo版が試遊できる。各作品のパンフレットや、ときにはステッカーなどがもらえることもある。
 ステージ企画や物販もあり、朝から晩までゲームにどっぷりと浸れるのがとにかく最高。たくさんのゲームに出会えるだけでなく、開発者の方と直接お話しできたりするのもBitSummit の大きな魅力。

 筆者はBitSummit は今年で二度目。諸事情により寝不足フラフラの状態で参加して、アドレナリンを出すためにひたすらゲームを試遊し続けるというゾンビのような一日だったが、とにかくずっと楽しかった。どこへ行っても目の前にゲームがある、この幸せ。…来年は万全の体調で挑むことにする。

 前置きはこのあたりにしておいて、BitSummit で遊ぶことができたゲームのうち、個人的に面白かったゲームをいくつか紹介する。少しでも気になったゲームがあれば今すぐウィッシュリストにぶち込んでおこう。なお感想はDemo版についてのもので、紹介は遊んだ順。


思考も画面もフル回転!哲学的パズルRPG「CASSETTE BOY」

邪魔な障害物も見えていないなら消えてしまう。道が無くても通れるように見えさえすれば通れてしまう。そんなRPG。戦闘要素もそこそこしっかり。画面の回転を多用するのが楽しいけれど、酔いやすい人は苦手かも…?


キラキラサウンドが超気持ちいい探索アクション「Elpis」

幻想的な見た目と美しい効果音に癒されること間違いなし。戦闘要素あり。操作性も良いし、今後が楽しみ。


キワモノかと思ったら大間違い。戦略的園芸ゲーム「しげるプラネット」

主張の超はげしい人面植物「しげる」を制限時間内に増やしていくゲーム。見た目だけかと思いきやかなり効率的に動かないとクリアは難しい。そして気づけば眼下に綺麗な花畑。オンラインでスコアを競えるのもポイント。
・無料


ステージクリア型のパリィアクション「パーリィ・ナイトメア」

襲い来る敵や飛んでくる攻撃をパリィして(はじいて)吹き飛ばし、ゲージを溜めて特大攻撃をブチかます爽快感たっぷりのアクション。我慢と開放のバランスが堪らない。エンドレスモードも実装を検討中とのこと。


見たいものだけを見ることができるパズルアクション「Out of the World」

インターネット社会に騙されて謎の空間に迷い込んだ主人公。見たいものだけを見ることでパズルを解いていく本作は、されど「見たいものしか見ていなくて本当に良いのか」を問いかけてくる。主人公は、そしてあなたはどんな答えに辿り着くのか。
・DEMO版あり


強くなりたければ命を捧げよ。ローグライトアクション「Revita」

敵を倒せば体力は回復するが、それはそれは微々たるもの。にも関わらず、武器を買うにも祝福を授けてもらうにも、自らの体力を差し出さなければいけない。その悩ましい決断が非常に楽しい爽快アクション。
・発売済み


ギターとなってニンゲンを滅ぼせ。高速爽快アクション「Death the Guitar」

エレキギターとなり、体当たりや電撃でニンゲンを倒していこう。流石ニンゲンというべきか、敵の武器もかなり優秀。素早く確実に一人ずつ、が求められる。ステージのギミックを使えばこちらも素早く派手に動けて爽快感が凄まじい。


思考力が育つ物理演算クルマ作りゲーム「ころころしみゅれーたー」

四角いパーツにタイヤをくっつけ、ゴールまで辿り着ける車をデザインしよう。シンプルな見た目だけど奥は深く、予想通りの挙動でゴールできたときの嬉しさは格別。一度クリアしたあとはタイムアタックに挑戦しよう。


オート戦闘のAIが弱い?自分で作ればいいじゃない。「Algolemeth」

ロジックを自由に組み合わせて戦闘AIを構築し、AIの通りに行動するゴーレムを操って迷宮に挑もう。戦闘は全自動、準備がすべて。迷宮では多種多様なロジックが入手でき、強くて賢いオリジナルゴーレムがデザインできる。

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