アロマです。

今回は、現在の環境でトップシェアデッキである、【勇者烙印デスピア】について解説出来ればと思います。

【烙印デスピア】は融合モンスターを主体として戦うデッキで、展開力・妨害力・安定感が優れているデッキです。そこに【勇者】ギミックを採用し、状況対応力を向上させたものが【勇者烙印デスピア】デッキです。

『【勇者烙印デスピア】に興味がある！』
『【勇者烙印デスピア】を組んでみたけど、なかなか勝てない。』
『【勇者烙印デスピア】相手への戦い方が知りたい！』

これらのような事を思った方は是非、読んで頂きたいです！！

1.構築

2022年1月12日に行われた第65回ネクストプレイ杯で使用した構築になります！

また、第66回ネクストプレイ杯ではベスト8入賞でした！

2.このデッキの強み

このデッキの強みは、4つあります。

◇1枚初動であり、初動が複数枚被った場合はその数だけ展開が強くなる為、安定感・展開力共に優秀な点。

◇先攻での妨害力が高く、後攻でも手数が多い為、先攻・後攻共に強い点。

◇【勇者】ギミックによる状況対応力により、相手が採用してくる【デスピア】対策のメタカードに強い点。

◇サイドチェンジ後に明確な勝ち筋のプランを作りやすい点。

順に説明します。

◇1枚初動であり、初動が複数枚被った場合はその数だけ展開が強くなる為、安定感・展開力共に優秀な点。

1枚初動のカードが複数枚入っているデッキとなりますので、安定感があります。また、その初動は召喚権に依存するものが少ない為、初動が複数枚被ったとしても腐らず使用出来ます。その分展開力が増し、先攻であれば妨害数の増加、後攻であれば相手の妨害を乗り越えて展開を行う事が狙えます。

◇先攻での妨害力が高く、後攻でも手数が多い為、先攻・後攻共に強い点。

基本的な展開パターンでかなり強力な先攻制圧が可能であり、妨害の質も高いものとなっている為、先攻がかなり強いデッキとなっています。この展開途中でドローが絡み、手札誘発を引き込む事が狙えますし、『氷剣竜ミラジェイド』が盤面に残っている為、相手が盤面を突破したとしても『氷剣竜ミラジェイド』の効果によりフィールドのモンスターでは妨害を残す事が出来ない状況を作り出せます。こういった、単なる妨害数だけでない先攻展開も魅力の一つです。

また、【デスピア】ギミックに加え、【勇者】ギミックもある為、後攻での手数が多いです。デッキとしての自由枠も多いので手札誘発も多く採用する事ができ、後攻も強いデッキだと言えます。

◇【勇者】ギミックによる状況対応力により、相手が採用してくる【デスピア】対策のメタカードに強い点。

相手が採用してくる【デスピア】対策のメタカードを乗り越えて展開や盤面の処理、妨害を残す事が出来る【勇者】ギミックを採用している為、純構築より状況対応力が向上しています。

特に、『灰流うらら』や『次元障壁』に強いのが一番の利点です。

◇サイドチェンジ後に明確な勝ち筋のプランを作りやすい点。

今回のサイドデッキには明確な勝ち筋となるカードを採用しています。このプランが狙えるのも、このデッキの利点ですね。詳しい使い方は後で解説します。

以上がこのデッキの強みとなります。

3.各カードの採用理由

各カードの採用理由を解説していきます。

メインデッキ41枚

『デスピアの導化アルベル』3枚

『烙印融合』か『赫の烙印』の足らない方をサーチする役割と、『烙印融合』から直接墓地に送り、②の効果で後攻から盤面を捲る役割があります。

初動としても優秀ですし、『悲劇のデスピアン』から何度かサーチする状況になりやすいですので、複数枚の採用をおすすめします。

【勇者】ギミックとの相性の悪さから2枚に減らしている構築も多く存在しますが、個人的には1枚初動の枚数を減らしたく無いと感じた為、3枚目も採用しています。

『悲劇のデスピアン』1枚

『烙印融合』から墓地に送り『デスピアの導化アルベル』や『デスピアの凶劇』をサーチする役割、墓地に存在する『烙印融合』や『赫の烙印』を使い回す役割があります。

素引きした場合でも『烙印開幕』や『運命の旅路』等によって効果で墓地に送る事ができ、他デッキよりは腐りずらい為、複数枚の採用も検討出来ます。

しかし、環境で流行っているデッキタイプのゲームスピードが高速化している為、今回は1枚のみの採用で十分だと判断しました。

『喜劇のデスピアン』1枚

『烙印融合』から墓地に送る事で、『神炎竜ルベリオン』に対する『エフェクト・ヴェーラー』や『無限泡影』等をケアする事が出来ます。

素引きした場合でも、『デスピアの導化アルベル』に対する『エフェクト・ヴェーラー』や『無限泡影』等をケアする事ができ、デッキに1枚は入れておきたいカードだと思っています。

『デスピアの凶劇』1枚