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「好きを仕事に」を考える

先日開催した「読むアロマオンライン読書会Vol.11『14歳からの哲学』」


著者の池田晶子さんが遺した言葉たちの導きと、集まってくれたみなさんのシェアにより、余韻の残る回となりました。


「なぜこの本をとりあげたのですか?」と参加者の方から質問されたとき、「今、このタイミングで考えたかったんだと思います」というようなことを答えたのですが、それをもう少し考え、整理してみました。

ちょうどこの作品を読んでみたいと思ったとき、そして今も続いている自分への問い。

・「言葉×香り」のアロマセラピーとは何か?
・誰に何を届けられるのか
・そもそも仕事とは自分にとってどいうい意味のものなのか?
・自分にとっての幸せとは?


仕事の実現を考えていくことは、単に知識や情報を取り込んでいくよりも先に、もっともっと土台のところを考えることから始まるのではないか、ということに気づき、そしてそれをものすごくしたかったからだと思いました。

また、別の参加者の方から「好きを仕事にすることについてどう思いますか?」という質問もいただきました。

「好きを仕事に」というと、きらきらした、充実した毎日!みたいなイメージがわくのですが、むしろ「大変なことも好きだから続けられる」というモチベーションがリアルのように思います。

楽しいこと、面白いこと、うれしいこと
辛いこと、難しいこと、大変なこと

仕事とは、それらを全部含むことが前提ですから、興味ないことや、ましてや苦手なことではただただ辛いばかり。
「好き」は続けるための大事なエンジンですが、目的ではなく、その先にあるものは何か?が大切な気がします。

それを考えるとき、指針となるのは人生の土台、すなわち自分にとっての「幸せとは?」「生きるとは?」を本気で考えてみようよと、池田さんは問いかけます。

こうやって振り返ってみると、「仕事」という同じキーワードをもっていたんですよね。ただ選書したのがずっと前だったから、思考がその流れになっていなくて、パッと思いつけなかった(笑)

「今回集まったメンバーにはこういう意味があったのだなあ」「体験をふりかえるって、やっぱり大事ね」などなどを、かみしめています。

「本を読む」ということは、わからないことを共に考えてゆくということなんだ
『14歳からの哲学』池田晶子著


わからないことは、本を読み、そしてシェアしながら一緒に考えることもできます。

その機会をコツコツと作り続けていくというのが、わたしの「好きを仕事に」のひとつの形です。

次回は4月にレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』をピックアップ予定。


『センス・オブ・ワンダー』レイチェルカーソン著/新潮文庫


みなさんとご一緒できるのを楽しみに企画いたします!


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