前回コラムでもお伝えしたとおり今回はタイのすごすぎる病院についてお話します。健康が気になるお年頃の筆者も行ってみたい魅力的な病院でした。

タイの国家戦略
遡ること2004年、タイ政府は「タイをアジアの医療拠点として開発する」ことを掲げ、5ヵ年計画を策定。「メディカル・ツーリズム」（医療観光）を国家的な戦略として打ち出しました。 同国の医療ツーリズムの受け入れ数（受け入れた外国人患者の人数）は、2001年は約55万人でしたが、2016年には5倍以上の約280万人にまで増えています。
タイは、国内の160の病院で治療する外国人とその付添人に対し、ビザなしで90日まで滞在できるようになっています。

気になる医療水準は
それでは医療サービスそのもののレベルはどうなっているのでしょうか？ひとつの指標となるのが、国際医療機能評価機関（JCI）による認証です。
同認証は医療品質や衛生管理に関する世界的な評価基準のひとつですが、
タイでは「病院」部門においてJCI認証を受けている病院数が62（2021年時点）。ちなみに、日本は同部門でJCI認証を受けている病院数は31です。
このことからも世界的に評価を受けている病院も多く医療レベルも高いと評価されています。

すごすぎるタイの病院

バムルンラード病院(Bumrungrad International Hospital）

バンコク・ワッタナー区にあり東南アジアで最大規模の病院のひとつです。外来患者数は、年間約100万人でその内4割の約40万人は外国からの受け入れとなっています。 世界190カ国以上からあらゆる人種の患者を受け入れています。

5つ星ホテル並みの豪華施設
超高級ホテルのようなロビー、入院室や客室があり外来患者でも待ち時間に退屈しないように高級スポーツクラブなみの着替え室やプール付きのサービスアパートもあります。

多言語・宗教対応　日本語ロビーもあります！
英語、タイ語、アラブ語、ベンガル語、カンボジア語、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、ベトナム語を話すカスタマー・サービス・スタッフがおり、日本語しか話せない患者であっても問題なく治療を受けることが可能となっています。 日本人は1日に200人位来院するそうです。

レストランやフードコートまであり
マクドナルドやスターバックスといったファーストフードからフードコート、和食レストランもあるそうです。 スタバは病院内に2店舗もあり、食事制限がない患者は部屋までデリバリーしてくれるそうです。

気になる入院費は
VIP個室部屋22,000THB/日（約76,000円）
一般1人部屋15,000THB/日（約52,000円
一般2人部屋7,000THB/日（約24,000円）だそうです。

その他、バンコク病院、サミティベート病院が有名な病院です。
バンコク病院→https://bangkokhospital-jsc.com/
サミティベート病院→http://thailandpicks.com/samitivej-hospital/

観光スポットになっているシリラート病院
バンコクにある「シリラート病院」（Siriraj Hospital）は、1888年に開設されたタイ最古の病院で、その敷地面積は東南アジア最大級でベッド数はおよそ2,300になります。観光客のお目当ては病院ではなく、同じ敷地内にある博物館です。 「シリラート医学博物館」（Siriraj Medical Museum）では、法医学・解剖学の観点から数々の人体標本が有料で一般公開されています。
人気番組のクレイジージャーニーで取り上げれたりと近年で人気のスポットとなっている様です。
気になる方はシリラート医学博物館で検索してください。閲覧注意です・・・

まとめ
国をあげて医療ツーリズムを推進しているだけあって予想を超える設備や施設ですね。関係者の方いましたらお声かけください。

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