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 巣立ちてや 会えず過ごした 年月も 
   其時のあだ名は 時巻き戻す


昨日は、中学校時代の同窓会に参加してきました。卒業後約40年。当時の生徒の人数が400名くらいだったと思います。その中で、昨日の出席人数は100人弱。先生も6人参加してくれました。10年に一回くらいのペースで同窓会を開催しているのですが、卒業後、40年経って100人集まるって、すごいと思いません?

もちろん、卒業後、何回も会っている人も何人かはいますが、多くの人は超久しぶり、もしくは卒業後初めて再開という人もいました(クラス人数が約40人、10組まであった(最後の1年で近くに別の中学校ができて、一クラス分くらいの人数がそちらに移ったんですけど)。とにかく大きな中学校だったので、元々全員を知っているわけではありません。。が、それでもぱっと見でわかる人も大勢いました。

そして、当時のあだ名で呼びかけてくれる人が沢山いたんですよね。

「あぁ~ サシミだぁ!!」

当時私は「サシミ」と呼ばれてました。ヨシミからサシミですね。わかりやすい。。小学校~中学校のあだ名はサシミでした。(関係ないですが)かわいそうなのは私の妹で、同じ中学校に入学してすぐ、「お刺身屋さんの妹!」と呼ばれてました。当時私は中3、妹は中1。ある意味す少しは、先輩へのなじみが早かったではないかと、あだ名に感謝してます。

そして、同窓会の現場では、私も友達をあだ名で呼んでしまうんですよね。

「サンマちゃん、にっさん、こんつよ、こんち、だいちゃん、シバタマ先生、・・・」

それだけで、気持ちは中学校時代に戻ることができました。
あだ名については、学校では禁止するなどの方向も進められています。体形などを揶揄した「いじめの原因」になっているからというのが、その趣旨のようです。

でも、今回の同窓会でも感じましたが、愛を持ったあだ名には、時を巻き戻す効果があります。

「サシミだ!元気~!!」

と名札も見ずに近寄ってきてくれることのありがたさ。正直、何回か泣きそうになりました。 あぁ、あの時、自分はちゃんと存在していて、その延長線上に今も生きている。少々大げさかもしれませんが、それがとてもうれしく、幸せな時間でした。

あだ名そのものが悪いものではなく、悪いあだ名でなければプラスの効果の方がはるかに大きいと思います。 呼びやすいあだ名、その子の特徴を生かしたあだ名であれば積極的に使っていってもいいのではないでしょうか。そんなことを感じた同窓会でした。

追・これだけの人数をあつめるのに、事務局の皆さんがどれだけ苦労したか。中学の卒業アルバムには、個人の住所まですべて記載されました。それが個人情報保護などといい、クラスの連絡網さえ開示されないような世の中。どうなんでしょうね?

そんなに個人が大事か? そもそも個人情報とは何か? どんなリスクがあるのか? ちゃんと理解しているんでしょうか?・・・。

反対に「地域コミュニティー」が大事といわれてもいる昨今。隣の人は誰?と地域コミュニティー、個人情報の開示をどう考えていくのか。そんなことを考えるきっかけにもなりました。

あー、書きたいことをあまり整理しないまま書き綴ったので、焦点がボケボケになりました。まだまだ精進が必要ですな!!!

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