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LeicaM型を使う理由

今日は自分が使うカメラ
Leicaについてのお話。

最近はLeicaを使う人も増え、Leicaを周りに安易に勧める人も多く、あまり周りに言わないようにしているLeica。
そんなLeicaを僕は20代前半に全てのCanon、Fujifilm、Sonyの機材を売り、Leicaを使い始めて5年以上が経ち、またその期間は全てマニュアルで、しかも連射もせず、撮影をしている。

しかし、撮る被写体は波や炎と流動するものが多く、よく連射しているのですか?と聞かれることも多いが、連射はせず一枚一枚丁寧に撮影をしている。

LeicaのM型は、最初マニュアルフォーカスに慣れないこと、レンジファインダーに慣れないこと、設定もマニュアルであり設定に時間がかかるため、シャッターチャンスを逃してしまったりと、最初は下手くそになる。
しかし慣れると余計なことを考えず、撮影に集中できるため、写真が上達する。
そして上達するスピードがAFを頼りにしている人に比べると段違いと上達すると思っている。

自分は少なくとも、写真を撮るときにどこに着目しピントを合わせ、何をファインダーから省き、ISOやSS、F値までその場の環境から経験で瞬時に判断し設定することができるくらいまで上達したと思う。

そしてレンジファインダーは自分が撮影するところ以外も、ファインダーで覗いて見えるため、周りの環境もとても大事となる。
そのため作品撮影は1人で必ず撮影に行く。
僕は撮影する環境も写真に影響すると思う派の人間のため、他に人がいると気になってしまい、作品にもそういったものが影響してしまう。

そしてleicaを使う理由として、最初に思ったことは、最高級のLeicaカメラを使うと、言い訳はできずカメラが駄目なんて言い訳はできなくなり、否応なしに自分のセンス、技術を磨こうと思う。
うまく撮影できないからとカメラ、レンズのせいにせず、カメラ、レンズを変えようともそう思わない。

LeicaM型のレンズは単焦点しかなく、自分の足で間合いを取り、被写体との距離感を自分の目や足と自分の感覚を使い確かめて撮影をするため、一枚一枚撮ったときのシーンが、とても脳裏に焼き付いている。そのため、個展などを開いたときに、その一枚一枚について問われた際に、具体的に詳細を話すことができる。

LeicaM型は、写真に向き合うための姿勢を変えてくれたカメラと今はとても思っている。
写真の上達を何をもって上達とするかは、各個人それぞれだと思うが、少なくとも自分が撮りたい作品を撮ることができ、またそれを周りが評価し始めたとき、上達を実感すると思う。

今日はここまで。読んでいただいた方ありがとうございます。


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