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【#53】材料力学の強化書 〜あとがき〜

今回で「材料力学の強化書」の記事は最後です。ここまでお付き合い頂いた皆さまには、心より感謝を申し上げます。

記事を書き始めてから半年ほどの期間でした。ここまで書いてきた自分にもお疲れさまと言いたいですし、まだこれから新しい作業も待ち構えています。

今回はここまでのまとめを書いて、終わりの挨拶としたいと思います。

本書の目的のおさらい

タイトルに「高校物理&高校数学で理解する」と付け加えている通り、高校生以上の年齢層を読者として考えていました。特に、高校生の頃から機械工学の中で重要な位置付けでもある「材料力学」に触れて頂くことを目的としていました。

本書のメッセージのひとつとして「高校生レベルの数学の知識があれば十分に理解できる」ということを含めています。もちろん、簡単なことばかりではありませんでしたが、大学の専門教科でもある「材料力学」を高校生レベルに目線を落としても説明できることを目指してきたつもりです。

材料力学は物体の変形を扱う重要な学問です。機械なり建物なりの設計現場において、材料力学のエッセンスは必要不可欠な要素です。そういう意味では、学生に限らず、社会人の学び直しという役割も担っていると考えています。

大学の過程で習う専門教科は、どうしても高等数学の知識が必要になります。その辺はなるべく高校生レベルの目線で解決できるように、復習のページを所々に追加しました。決して簡単ではありませんが、数学の復習で躓かないように、必要箇所だけを抽出して説明を尽くしてきました。

学び直しにも最適な一冊になりました。様々な方のお役に立てることができれば幸いです。

自身の成功体験のために

実を言うと、現在の会社に入社した時に、本を執筆したいという「夢」がありました。内容は自身の学んできた専門分野に関すること。そのひとつが「材料力学」のことでした。

ところが、入社してから仕事に没頭するようになり、いつの間にか「夢」はそのままになっていました。それが突如として本書の出版を決意するきっかけを与えてくれたのが、ブログ(note)の存在でした。

物理数学に関する記事を書いていて、材料力学の話題に触れた時に、このネタを本にすることもできるのではと考えたことが始まりです。

社会人になってから、ここまで大きな成功体験はありませんでした。私の中では人前でアピールできるほどの価値のある体験です。ぜひともこのチャンスを無駄にしないように、最後までやり通したいと思いながら、記事を書き続けました。本当に後悔はありません。

おわりに

今回の経験は、私にとっての貴重な1ページになりました。これから別の作業が始まりますが、このマガジンでの連載は終了になります。

最後に、本マガジンを通して材料力学の存在を知ったことで、後の人生に良い変化が起きたとすれば、私も大変嬉しく思います。ぜひそのような方が増えていけば良いなということで、最後の挨拶とさせて頂きます。

ここまで読んで頂いた皆さまに感謝を申し上げます。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。

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