僕らが“悩み”を持つ理由
僕らが“悩み”を持つ理由
とタイトルを書いたけど、この曲は大好きです。
オザケン、歌は下手なんだけど、この頃に作ってた音楽はどれも超ド級のポップセンスだと思う…。
さて、人には「悩み」ってもんが往々にしてあるもんです。
明らかに「大変ですね〜」という悩みもあるけど、実は他人からしたら「え?一体何が問題なの?」って悩みも多いです。
だからこれって「主観的」なものですね。極端な例で言うと、ドジャーズで(現在渦中にいますが)大谷が「今日はヒット一本しか打てなかった!」と気に病んでたしても、我々には「それで何が問題なの?」ってなるのと同じです。
そんな主観的な「悩み」にも、ざっくりと2種類あって、例えば現状「生存の危機」晒されてる状況。
これはもはや「悩み」というより、事故案件というか、トラブルの類ですが、ざっくりと3つ。
「身の危険のあるDV被害などの人間関係」
「明日の食事代もこと欠く金銭の悩み」
「苦痛を伴う健康の悩み」
これらは“切羽詰まった状態”であり、今すぐトラブルシューティングが必要でしょう。てゆーかこの状態は「悩んでる暇はない」ってくらい、動き出しているはず。
警察に相談する、弁護士や行政に介入してもらう、然るべき対処療法を処置してもらう。
もし動いてないのなら、まだどこかに余裕があるのかもしれません。
で、上の例はちょっと極端な例であり、「悩み」という表現も当てはまるかわかりません。
それよりも、多くの人が抱える悩みって、そんな「今すぐ身の危険」のようなものではないのです。
ざっと書き連ねてみます。
・思い通りに行かない人間関係の悩み。
・生活はできるけど望んだ額が得られないお金の悩み。
・日常をこなす以上の行動ができない健康の悩み。
・望んだプロポーションやルックスが得られない容姿の悩み。
・願望が叶わない、欲求が満たされない不満への悩み。
・生きる意味を見出せない、充実感のない日々への虚しさへの悩み。
・漠然とした将来や未来への不安の悩み。
・依存症などの、やめたいのにやめられない悩み。
・チャレンジしたいことはるけど、踏み出せない悩み。
などなど、とまあ、とにかく色々あるもんです。
今日はざっくりと言わせていただきます。
今挙げ連ねた悩みの99%が、どうして発生するのかというと、
「ヒマだから」
です。
ヒマだから悩んでる、と僕は思ったりします。
悩めるってことは〇〇だから
世の中、さまざまな悩みで溢れ、その悩みを解決したり、アドバイスするお仕事もたくさんありますが、これってまず大前提に、
「平和だから」
成り立ってます。悩むくらい暇があるってことです。
最初に述べた「切羽詰まった状況」。例えば、災害時や、戦時下では「漠然とした将来への不安」とか言ってられず、今目の前のことに集中するしかありません。
あちこちで戦争が起きているし、これからもまだまだ火種が拡大しそうですが、例えば戦争中の国の中で、誰かと容姿を比べて落ち込んでる暇はありません。
災害が起きて今日寝るところも不便している状態の人が「あの人から嫌われたらどうしよう」とか考えないし、「やりたいこと探し」とかしてれられません。
今日の食糧だけで精一杯の人が「甘いものがやめられないんです」と、依存症の悩みはありません。
これはちょっと極論ですが、極論はある種の正論だったりします。
悩みのある人は「ヒマなんだ」と自覚した方がいいし、悩みを相談された人は、もちろん相談に乗るのもいいけど、あまり真剣に入り込まない方がいいです。だってヒマだから悩んでいて、場合によっては悩みたくて悩んでいるんです。
もしその人が切羽詰まった状況に置かれたら、そんな小さな悩みは消し飛びます。それか、本気でやりたいことが見つかったら、そんな悩みなんて忘れます。
たまにあるんですけど、「自分探し」とか一生懸命やってた女性で、「起業セミナー」とかたくさん通ってたのに、彼氏ができた途端にそういう学びを全部やめて、とにかく彼に夢中、みたないのあります。
この人は起業したかったわけでも、自分探しして成長したかったわけでもなく、ただヒマだったんです。恋人ができたらもうそっちに忙しくて、どうでもよくなっちゃうんです。
だから最初から自分探しするより、婚活した方がよかったんでしょうね、この方は。
まあ、今のは良い例で、あとは本当に重病になったとか、災害にあったとか、大きな金銭トラブルが起きたとかで、切羽詰まった状況になってしまい、(本そういう時こそ役立つ知恵もたくさんあるんだけど…)些細なお悩み解決とか、成長への学びなんてやってられず、目の前のことに追われて、気がつくと瞑想したり、メンタルのワークしたり、そういうのをすっかり縁遠くなった人もいます。
何が正解かという話ではなく、とにかく人は「悩める余裕があるから悩んでいる」んだし、大半の悩みが「平和な証拠」です。
だったらまず「その平和に感謝してみたらどうでしょう?」って思うのです。
不満よりも感謝
セミナージプシーしたり、あれこれ占いやらカウンセリングやら受けまくって、いつも悩みを抱えている人っていますが、お金に余裕のある人だけではないです。中には借金していまで行く人もいます。でも、どっちにしろそんな風にあちこち行ける「体力」がある人が多いです。
しかし、そこへの感謝はなく、他の不満をたくさんみつけて、その不満を解消し、自分を満たすことばかりに夢中です。
なんで満たされないかというと、現状に感謝してないし、良い部分を見つけてないんです。
こういうことを言うと必ず
「そんなことありません!私は夫や家族に感謝してます!」
って言うんだけど、
その気持ちは全部が嘘じゃないにしろ、その人の思考の30%が感謝で、70%が不満だったりします。これ、半々でも足りないし、せめて感謝7割くらいにならないと、「思考の現実化」とかもなかなか起きません。
引き寄せの法則じゃないですけど、人は自分の選択で自分の人生を決めていくので、不満を抱いていると、無意識に不満を選択しているんです。
無意識だから、自覚症状はないでしょうけどね。
「本当に感謝できているか?」
ってことを何度も何度も問いただすのです。自分自身に。
だから「感謝祭」をしてほしいのです。
というわけで、noteをいつも読んでくれてありがとうございます。
ありがたい!
そして、もしあなたが例えば何らかのワーク(行)や学びを実行しているのなら、それに対して「全身全霊」で、切実な気持ちで行うことです。瞑想するなら、その座ってる間、大袈裟ですが「命をかける」んです。
「明日死ぬとしたら?」と、スティーブ・ジョブズの言葉が有名ですけど、彼は毎日毎日を、それだけ切実に生きていたからこそ、伝説的になる人生を送れたのだと思います。おそらく、些細なことに悩んでいる暇なんて彼にはなかったでしょう。
自分の持つエネルギーを、小さな悩みではなく、大きな夢や目標のためだけに全力投入していたと思われます。
まとめ。
些細な悩みでお困りの方は、
・自分が実はヒマだと知ること、認めること
・不満ではなく、感謝を見つけること
・目的や願望に対して全身全霊、切実に向かうこと
以上の3点です。
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ちなみに、「僕らが旅に出る理由」冒頭に原作の「小沢健二」の動画を載せましたが、実はこの「アン・サリー」さんのカヴァーも大好きです。
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