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探求文庫#149 メディア情報は「商品」ではなく、「価値観」そのものを植え付けている。

「〇〇のやり方ではもう遅い」
「賢い人は、すでに〇〇始めている」
「稼いでいる人は、実は〇〇をやっている」

みたいなマーケティング広告をよく目にします。僕が個人事業主だからでしょうね。SNSで、人工知能がそういう広告を選択するようです。情報商材はよく出てくる。

服やドラマやPOPSと同じで、この手のビジネス、自己啓発も次から次へと「新しいもの」が出ます。猛スピードでぐるぐると回ってます。

仕事ビジネスに限らずですが、とにもかくにも「情報化社会」です。放っておいても飛び込んでくる情報はもちろん、スマホを開けばこれでもかと押し寄せてくる。僕らが子供の頃と比べると、情報の量が数十倍で利かないかもしれませんね。

色んな情報があります。上記のような「商品」「商材」の広告はもとより、ニュースなどのように、今起きているさまざまなことが報道されます。

多分、このnoteを読んでいる人は、テレビや新聞などの、メインストリーム・メディアの情報はあまり信用してないと思いますが、あえて今日は「情報」について述べてみようと思います。


あなたが“それ”を買った理由

あなたは日々「買い物」をします。今見ているスマホだって、着てる服だって、すべてが買ったものです。お金と交換したものです。

どうしてその商品を買ったのでしょう?

一番の理由は「必要性」です。必要だから、対価を払って手に入れる。家賃や光熱費、通信費もそうですね。必要です。

しかし、必要だけだったら、服なんてわかりやすいけど、なんでもいいはずです。でも、服を選ぶ時は慎重になるというか、雨風しのぐためだけの服を選んでいるわけでないです。

服、も「情報」です。物質も、結局は情報というエネルギーが集約されたものです。だから、情報化社会ですから、服の数もとんでもない情報量です。

では、そんな数ある衣服が山ほど世界にあるにもかかわらず、どうしてそれを買ったのか?

食べ物もそうです。食うだけならなんでもいいけど、人によってはかなり拘りますよね(僕なんてそうです)。もちろん、食べ物も情報です。

きっとあなたは「良い」と思ったから買ったのだと思いますが、その「良いという判断」は誰が決めたのか?

売るにはどうする?


逆の立場になって考えてみましょう。

あなたが商品が売る側として、その商品を売るためにどうしたらいいか?

衣服を作る。食品を作る。アクセサリーを作る。なんなら無形商品として「占い鑑定」とか「カウンセリング」というものも「売る」対象になります。冒頭に書いたようなビジネス商材もそうですね。

しかし上記のものは競合他社でひしめいていますよね? ゴマンとあります。その中であなたが利益を出すにはどうしたらいいか?

まあ、くどくどマーケティングにことを語りたいわけではなく、とにかく「差別化」ですよね? 

同じ衣服でも、「うちのは他と違う!他のより良い!」という明確なカラーを打ち出し、それをアピールし、強みやメリットを強調すること。

しかし、そんな「商品力」だけでは弱いです。だってみんな「良い商品」を作ってるから。そうなると一番安易なのが「価格を下げる」ことですが、それでは利益が減るので、倍売らないとならない。

そこで「付加価値」ですね。「限定」とか「ここでしか買えない」というのも付加価値ですし、「〇〇神社のお守り」とかも、付加価値です。

人によってはただの紙切れも、そこに価値を見出す人には宝物です。スピリチュアルとか霊感商法のように、パワーストーンに「エネルギー入れました」みたいに言って高額な価値をつけることもできます。

アイドルグッズとかも付加価値ですよね。愛しの〇〇ちゃんのサイン、も興味ない人にとってはケツ吹く紙にもなりません。

有名人ではなくても、付加価値として、「誰が売るか?」として、あなた自身のキャラクターをSNSなどを駆使して、個人としての個性を差別化して、好感を持ってもらう、という戦術も昨今は基本かもしれませんね。

「あの人が売るんだからいいもんだ」「あの人のことは応援したい」と、思わせるんです。

ざっくりと、「必要性」と「付加価値」について述べましたが、あなたはあなたの選んだ商品に、価値を見出して購入してます。ここまではよろしいでしょうか?

価値観とは?


しかし!

問題は、その「価値」観です。

だって、その「価値」は『誰が決めたのか?』ってことです。それが「良いもの」とされる価値観はどこからきたのか?

そして「必要性」もおんなじです。

それが「必要」という感じる「必要性」は『誰が決めたのか?』

いいですか?

情報化社会の一番根っこにある情報は、ものを売ることではないんです。だからSNSの商品の広告なんてどうでもいいんです。(潜在意識には入るけどね)

それよりも、「価値」そのものや、「必要性」を煽ったり、誘導するような情報がやっかいなのです。

まず「必要性」から話すと、ここ数年でとってもわかりやすい事例として「マスク」をとりあげましょう。

それは本当に必要だったのか?


コロナで、とにかくマスクの必要性が説かれました。「ワク〇ン」もそうですね。

いかにそれが必要かが報道され、「専門家」とやらが、飛沫感染がどうの、エアロゾルがどうのって、聞いたことのない新しい言葉を次から次へと出して、いかに必要かをマスメディアがこぞって報道しました。

その結果どうでしたか? 世界一ワ〇チンを打って、世界一マスクをしっかりした日本は、世界一コロナ感染者が多いし、現在は超過死亡数がとんでもない数で、火葬場がまったく追いついてない状況です。

本当に必要だったのでしょうか?

なのにみんなケロッと、コロナとかマスクのことなんて、なんだかよくわからない状態では? 地震が起きたり、ジャニーズがどうの、松ちゃんがどうの、メディアが騒ぐたびに意識が持っていかれる。

価値観そのものが揺さぶられているので、何が大切か、何が必要かが、世間のニュース報道ですぐに変わる。

マスクはわかりやすい例で取り上げましたが、あなたの持っているもの、やってること、果たして本当にあなたにとって「必要」なものやことですか? 

もちろん人生は必要なことはやらなければならないし、不必要なことはやらない方がいいに決まってます。

しかしその「必要性」は、あなたが考え、あなたが選んだことなのか? 

もし誰かが、最も利益を得たり、目的を得るために、必要性を与えたとするなら?

こんな話があります。

「浄水器を売りたいのなら、その地区の水質がいかに汚れているかを説明すればいい」

地区の水道管が古くて、有害物質が出てて、体内に蓄積されて、病気になるとか、子供がいる家庭なら、子供の方が影響が強いとか、セールスマンはそう言って「必要性」を強調すればいいのです。

そのセールスマンは嘘は言ってません。事実でしょう。だって、日本全国、水道は今はそんな状態ですから。でも、それをあえてわかりやすく一方方向から伝えると、みんな怖くなって、浄水器が必要だと思います。

最強の必要性は「恐怖」ですからね。恐怖を回避したい、という必要性に与えればいいのです。

では、「付加価値」についてですが、後半はお知らせのあとで。

☆ ワークショップ

つながるからだ、つながるこころ  

こちらのアメーバブログも参考に

聖音瞑想会 大阪 2月24日

歩く! 山を歩き、五感を開く

癒しと調律。ボイスヒーリング「調う」 2月18日(日)

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