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ここが帰る場所

土曜日。
12時まで遊び場で子供の相手をし、18時半に教室を終えて、急いで家に戻りました。
息子は長丁場のトイレが終わり、これから寝かしつけのところでした。家全体がピリピリしていました。
寝かしつけバトンタッチ。息子は汗疹やら鼻水やら目の痒みやら、寝苦しいやらで、最近ならすぐ寝るところですが、2時間もぐずってました。
まだ4歳。1人では寝ようとしません。そばにいて!といい、部屋から出てきますから、寝付くまでそばで耳かきしたり、トントンしたりします。
ようやっと鼻詰まりも落ち着き、ほてった身体も冷めてきて、スースーと寝息が聞こえました。
僕は、頭の中でいろんなことがよぎりましたが(主に仕事のこと)、そのたびに呼吸に意識を戻し、今こうやって、息子や、横に寝てる6ヶ月の娘と共にいる暗闇の寝室を、しっかり堪能しようと思いました。

寝かしつけがおわり、テレビを見てる妻に報告して、自室に戻り、呼吸を整えて、静かに思いました。

「ここが、帰る場所」。

切ない想いがいくつかよぎりましたが、そっと見送りました。また明日がくる。おやすみ。

おしまい。

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