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末期の眼2022.1.27-2



大地の草を描き、雲の雰囲気をだいぶ時間をかけて描きました。

雲が厚すぎず。でも、晴れ間ではない感じ。

繰り返すようですが、瀬戸内寂聴さんの日めくりカレンダーの「末期の目」。

元は、芥川龍之介が遺書で残した「末期の眼」を、川端康成も好んで使ったといわれます。

「あらゆる芸術の極意は、この『末期の眼』であらう」川端康成

いろいろこの言葉について調べ、考えながらも、僕自身の解釈するものは、瀬戸内寂聴さんの言葉通り、「この世の美しさ、愛おしさ」を、終わりの時を迎えて垣間見る・・ということに近いのかもしれません。

まだ人生半ばとは言えるかもしれませんが、多くの旅立った方を見送ってきました。

それは「天国のクジラ」という作品で集大成のように描かれておりますが、また、新たな視点で、終末の時、を描こうとしています。

それにしても、骨折から3週間、10数点描き続けて初めての風景であり、家であり、人であり、自然が現れることになりました。

なぜでしょう。不思議です。

僕の中で、何かが変わってきてるのでしょうか。

教会には、二人の家族がいます。


続く。

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