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ブッダの掲げた花

ブッダの逸話でこんな話があります。

ある瞑想の業のあと、僧侶たちの前で、ブッダがおもむろに一輪の花を掲げ、無言を貫きました。

その場のたくさんの僧侶たちは、(なぜブッダは花を掲げたんだろう?)と、その意味を必死に理解しようとしました。

そこで一番弟子のサーリプッタだけが、一人、微笑みました。

ブッダは口を開きました。
「この場で、サーリプッタだけが、この花を、なんの囚われもなく『観て』います」

まさに、今朝のことです。
庭に突然咲いた一輪の花を観て、僕はその花を本当に観ることはなく、名前を調べ、花言葉を調べ、その兆しの意味を知ろうとしました。
僕は、目の前にある花の美しさを観ることなく、自分の感じたいものを優先しました。

サーリプッタのように、花に微笑むことなく、ブッダの意味を懸命に理解しようとした僧侶のようです。

実に滑稽ですね。
また一つ学びましたよ。


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