入院にいたるまで1/2 〜切迫早産〜

子宮頸管が短縮してると言われたのは、23週の妊婦検診の日。2020年10月半ばの金曜日。

有名な産婦人科のお爺さんドクターは、いつも仏頂面で怖く、質問1つするのもビクビク。そのドクターが『こりゃ短くなってる』と呟き、何がですか?と恐る恐る尋ねると、『後の診察で言います』とピシャリ。その後の診察で、子宮頸管なるものが通常より短くなっており、この状態を【切迫早産】と呼ぶと教えてもらう。この時、子宮頸管長23㎜。

ちなみに異変や自覚は一切無し。

自宅で絶対安静、仕事は診断書出すから休むようにと言われ、診察終了。

翌日の土曜日、翌々日の日曜日、仕事を休職し、ベッド上で動画を見て過ごす。トイレもお風呂もご飯も普通に動いて行う。旦那に動きすぎと怒られ、そうかいな?とか言いながらそれでも必要な事やしな〜とか言って何かと動いてた。この考えは後々入院した際、あかんかったと気付かされる。

週が明けて月曜日。

何かを連打する大きな音でビックリし、目が覚める。お腹がカチカチになり(これをお腹が張るという状態)、トイレに行くと妊娠後初めておりものを認める。

慌てて病院に電話し、午後に飛び入りで診察をしてもらえることに。

例のドクターが診察後、過去に自分が部長を勤めた病院に電話を入れ、私に明日その病院へ行くようにと、入院になるやろから準備をしていくようにと淡々と告げられる。この時、子宮頸管長14㎜。

その話を聞きながら、入院になるほどの事態なのかと動転したのか、止めようと思いながらも止められない涙が溢れて溢れて、恥ずかしいほど泣いてしまった。

さすがにドクターも一言、『入院の準備、そうろと、ゆっくりするように』と声をかけてくれる。

外の待合室でも、帰り道も、泣きながら帰ったように思う。タクシーの人もビックリだっただろう。

先週までは何の問題もない妊婦だったのに、この数日で、あっという間に危険なハイリスク妊婦に早変わり🤰

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