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女性作家-ラ・ヴォーン・ベルと植民地時代のアート

女性作家-ラ・ヴォーン・ベルと植民地時代のアート

ラ・ヴォーン・ベル(La Vaughn Belle,1974- /米領バージン諸島出身の現代アーティスト)
そのコンテンツは、ドローイング、絵画、木工品、陶器、写真、ビデオなど、さまざまなメディアが使われている。

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La Vaughn Belle

デンマークで最初の黒人女性の記念碑「I Am Queen Mary」

ラ・ヴォーン・ベルは、デンマークで最初の黒人女性の公共彫刻(記念碑)、*メアリー・トーマス(Mary Thomas,1848~1905年頃/労働暴動の指導者)をフィーチャーした高さ23フィートの像「I Am Queen Mary」を、ジャネット・エーラーズ(Jeannette Ehlers,1973- /コンテンポラリー・アーティスト)と制作を行う。

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I Am Queen Mary

(註)*メアリー・トーマス(Mary Thomas,1848~1905年頃)は、デンマーク西インド諸島のセント・クロイ島(50の島々)での1878年の「ファイアバーン」労働暴動または蜂起の指導者の1人

略歴 - La Vaughn Belle

1974年、ラ・ヴォーン・ベルは、トバゴ島のモリア村で生まれる。その後、米領バージン諸島のセント・クロイ島の最大の街のあるセント・トーマス島(Saint Thomas)に居住した。そこは、自身は生まれ故郷だと考え、多くの作品にも反映されている。
そして、ラ・ヴォーン・ベルは、コロンビア大学(NY)に通い、3年生の時、絵画のクラスを受講してアーティストになることを決心する。しかし、彼女はすでに専攻をPre-Med(医科-予科)から英語に切り替えていた。コロンビア大学では、再び専攻を切り替えることはできないシステムだ。学士を取得した後、彼女は教え始め、セント・クロイ島(Saint Croix)に戻った。
2005年、キューバ芸術大学/InstitutoSuperior de Arte(ISA)でMFA(芸術修士)を取得。

アートワークの原点 - La Vaughn Belle

ラ・ヴォーン・ベルは、現代アーティストであり、自分のアートが「レイヤー」(階層構造-カースト性)で、話題となることを好む、と述べる。
彼女は、カリブ海のヨーロッパを拠点とする階層的カースト性を弱体化に、挑戦している。
これは、アフリカ系の人々を社会ピラミッドの最下部に置くと彼女は信じているからだ。
ラ・ヴォーン・ベルは、定期的に植民地時代の遺物を作品に取り入れる現代アーティストだ。

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by La Vaughn Belle

次回から、ランダムになりますが、数回に分けて、作品を詳細に見ていきたいと存じております。

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