グレゴリー・クリュードソン（Gregory Crewdson 1962- US )
アメリカの写真家。
特徴は、クリュードソンは、映画のセットのような場面をエキストラを使い製作して、撮影する写真家だ。
この規模になると普通は、CMの撮影だろう。
そのカットは、どこかで観た絵画的であり、また、映画的でもある。それら、どれを観ても、今にも何かが起きそうであり、その不穏な空気感が漂う。簡単に言うと、あのエドワード・ホッパーの絵画や、例えば、デヴィッド・リンチの映像の世界だろう。
本人のインタヴューもご覧頂きたい。
そのコンテンツは、見る人の心を動揺させる。そして、もっと見たい、知りたいという欲望駆り立てる現代作家だ。
彼も、ジェフ・ウォールの影響も受けているのだろう。グレゴリー・クリュードソンついては、日本での認知度が少ないように感じる（私見）が、今後の活躍が楽しみな写真家だ。

略歴
1962年、NYのブルックリンで生まれる。
1979年、10代で、スピーディーズ（パンクロックグループ）-「Let Me Take Your Photo」
The Speedies "Let Me Take Your Photo" (1979)

そして、ニューヨーク州立大学他で学び、イェール大学で修士。
1992年から、多くの大学で教鞭をとっている。
1997年にイェール大学（Yale University）芸術学部の教授
2005年、Hewlett Packardは「Let Me Take Your Photo」を使いデジタルカメラの広告をした。

(c)Gregory Crewdson

Photographers in Focus: Gregory Crewdson

Gregory Crewdson: Brief Encounters Official Trailer