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「焼き場に立つ少年」The Boy Standing by the Crematory

ジョー・オダネル(Joe O'Donnell, 1922-2007/米-フォトジャーナリスト)が撮影した「焼き場に立つ少年」(The Boy Standing by the Crematory)

(註)「焼き場に立つ少年」は、この向きが正しい(従来のものは裏焼き)と近年言われている。背中の赤児は、眠っている訳ではない。長崎に起きた事象を強烈にインパクトを与える写真だ。

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1945年8月9日午前11時2分、その時、広島に次いで、長崎に原子爆弾の投下された。
当時の長崎には、24万人が暮らしていた。その街の上空、約500メートルでプルトニウム型原爆「ファットマン」は炸裂し、一瞬にして多くの命を奪った。その年の暮れまでに、7万4千人近くが亡くなった。

そして、2019年11月23日に来日された、フランシスコ ローマ教皇が目にした、「焼き場に立つ少年」それは、弟を背負った少年の写真は、深慮され戦争の悲惨を共有するために、全世界のカトリック信者にその写真を配布したと言われる・・・何れにしても、核爆弾の投下は、遭ってはならない事象だろう。

ローマ教皇が目にした、弟を背負った少年の写真は、深慮され戦争の悲惨を共有するために、全世界のカトリック信者にその写真を配布した

ここで追記したいことがある。NHKから、広島被災の8月6日の「原爆特番」がなくなる・・
広島に原爆が投下されてから76年となる2021年8月6日だ。
従来は、公共放送として、広島の平和式典の中継・ニュース、そして、特番を放送し続けてきた。その特別番組は、どの世代のためにも、記憶に留めるために必要不可欠な枠なのだ。原爆・核・戦争関連の特集番組が一切放送されなかったと言うことだ。

それは、ただ、東京オリンピックの影響だろうか?


CUTS 21-2-70 HIROSHIMA AND NAGASAKI A BOMB AFTERMATH(AP)



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