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制服、スカート履きたくない。標準服ってなに?

もう3月。ホームスクーラーでない方は、制服や学用品の準備はとっくに終わっているかもしれませんね。

うちの地域では、今年は数回しか着なかった制服。
それでもみんな学校のいう通りに、制服を用意している様子。私が思うより皆さんお金持ちなのかも。
そして私が特別ケチなのか?( ̄▽ ̄)
意味のあることにしかお金を使いたくない性格です。

公立中学の制服は、実は制服ではありません。
〝標準服〟という名前です。

〝標準服〟とは、着用の義務はなく推奨されている服のことです。
着用を強制することはできません。

ですが現状は、制服を着ることはほぼ強制され、制服を着ない自由はなかなか認められません。

2月18日、Yahoo!ニュースでは以下のように取り上げられています。

「制服着ない自由、認めて」中1生徒の訴え コロナ禍で、私服選択に広がりも
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ed53afa69996f07ac32e7f5f96f450f01c53392?page=1

こちらは関連記事です。

どうなってるんだろう?子どもの法律
http://ymlaw.txt-nifty.com/blog/2017/06/post-26be.html


以前、【制服着用自由にすれば解決】という記事を書きました。
https://note.com/artstudioanoano/n/n903ced97b24f

岐阜県の高校の先生が私と同じ思想を持って活動をしていることを最近知りました。

以前書いたように、各自学びやすい着心地の良い衣服を選択すればいいだけの話だと思います。


全員の衣服を統一する理由はなんなのでしょう?

その理由は、これからの社会の形成に必ずしも必要ですか?
中学生に教え込まなければならない最優先事項ですか?

服装を統一強制することで失っているものもある
と思います。


〝全員に強制〟したい人が、どのような理論で〝選択制〟に反対しているのか、理解できません。

制服はフォーマルな場にふさわしいという人。
子ども用スーツ、その辺で数千円で買えます。制服じゃなくても、場にふさわしい服装について学ぶことはできます。

〝選択制〟に反対している人たちは、制服のことで一度も困ったことがないのではと思います。
制服が好きで、制服に対する問題意識を持ったことがない人たちなのではないでしょうか?

そういった人達が、制服を着たくない人の主張を妨害するのは、イジメの構図と似ています。

「自分と違うからとりあえず批判する。」
「暗黙の了解に正論持ち込むからとりあえず批判する。」
「自分には関係ないから傍観。」
「自分には関係ないし、考えるのが面倒。」
「普通が一番。少し我慢すればいいだけなのに。」
「従うことも大切。少数の犠牲は仕方がない。」
「自己主張するなんて、わがまま。」
「服装などどうでもいいでしょ。黙って勉強しなさい。」

人は、やられてきたことを他人にもします。
縛られてきた人は、他人を縛ることに疑問を持ちません。
我慢してきた人は、他人にも我慢させようとします。

その連鎖に気付いて下さい。
今こそ、その連鎖を断ち切るときだと思います。

傍観者は、加害者の仲間です!


まずは、このことを知って下さい。

制服の強制に困っている人がいるから、このような議論が起こっています。

そして、きちんと内容を読み取って下さい。

⚫︎〝制服廃止〟とは一言も言っていません。
〝選択制〟を明示することを要求しています。

⚫︎〝選択制〟の意味を正しく理解してください。
スラックスかスカートを選ぶという話ではありません!

私服か制服か選べるということを、はっきり全員に伝えて下さい。という話です。

なぜこのような回りくどい言い方になるかというと、現在でも本当は制服は強制されていないからです。
現場が勝手に、強制力があるかのような対応を広め、皆が何となく従ってしまっているからです。

〝標準服〟というのは、推奨されているだけで強制力はありません。
着ないときに許可を取らせること自体が間違っています。


「スカートを穿きたくない。」

性的マイノリティの話と絡めて議論しないでください。

性的マイノリティーでないのなら、黙ってスカートを穿きなさい。
「性的マイノリティーだからズボンを穿かせてください」と言うなら認めてあげるよ。
これがどれだけ人権を無視した考え方なのか、少し考えたら分かると思います。

制服のスラックス作るから、それを穿けばいいじゃん?
という人がいます。

だから、そういう話ではありません!


議論の本質を理解してから参加してください。

〝ただ穿きたくない〟ことに、なぜ理由を付け皆に認めてもらわなければいけないのですか?

衣服を強制しないで下さい。


一般の人たちへ
制服の〝選択制〟を支持することで、困っている子たちが救われます。

教育関係者へ
こんな時こそプログラミング的思考を取り入れて下さい。
〝優先順位〟を考えれば、すぐに最適解が出ます。

最優先事項は、
【全ての子ども達に、快適な学び場が与えられること】です。


不登校が増え、ホームスクーラーコミュニティが益々活発になってきている背景には、公教育のこういった古い体質が大きく影響していると思います。

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オープンチャット管理人のミーです😊
noteでは、小学4年生でホームスクールを始めることになった経緯、ホームスクールを始めてからのことを記録しています。(たまに脱線アリ)

現在進行形の子育て日記です。
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