街歩き 看板建築

富嶽三十六景や名所江戸百景で知られる安藤広重は、江戸の火消の家に生まれた。青年期に度々の火事に出動した体験を元に、火事絵“江戸乃華”を描いた。 火消の頭(かしら)の1軒が神田多町2丁目にある。火消頭は賭けで決まったそうで、すぐそばには江戸看板建築の商店がいまも残る。看板建築は防火のため軒がなく、銅板で覆われている。いわれてみれば、緑青で平坦なファザード。江戸中期1700年頃の街並みを感じられて嬉しくなった。

佐藤久美


写真1
路地右側の脚立の奥が火消し

街歩き1_江戸火消


写真2,火消頭近隣の看板建築

街歩き2_看板建築


写真3 看板建築

街歩き3_看板建築


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